2019-08-14 (Wed)
タクシーと言えば映画のカーアクションやドラマのワンシーンとして出てきたりする。現実の社会では、タクシードライバーはひたすら運転席に座ってタクシー乗り場で客を待っている。今はガソリンスタンドもセルフが主になってきたけど少し前は店員たちが立って客が給油に寄るのを誘っていた。
ドライバーが立ち話しているタクシーに乗車したいだろうか? 店員が椅子に座っているガソリンスタンドに寄りたいと思うだろうか? 少なくとも私は椅子待ちのスタンドには寄らない、というよりも吸い込まれない。世間の多くの店、サービス業では客に対応するため立っているのが普通。飛騨高山の朝市は別かもしれないけど。
タクシーは逆にじっとドライバーが運転席に座っている車に乗りたくなる、また、吸い込まれる。座って客待ちしていることが、どこか乗客の安心感を誘うからだろう。座っていることが集客に繋がるタクシーの世界は珍しいスタイルとも思える。
でも、その分、ジッと座っていると腰に負担がかかる。タクシー運転手には腰痛に悩む人も多い。だから腰ベルトを巻いている人もいる。業界は違うけど、美容院なども前屈みの姿勢で立って仕事するからやはり腰痛に悩む女性も多い。何を言いたいかと言えば、売るためには立たなければならなし、座り続けなければならない。体力的にも現場にしわ寄せが来る。儲けはオーナーに集中する。そのオーナーにも倒産のリスクがある。
とにかく生きる為、家族の為、みんな頑張っている。そのなかで、なぜかタクシーの世界に少し憧れを込めて感情移入する。
若いとき、誰しも多感な気持ちを抱いていたと思う。私も夢想を追い駆け、歌など作っていた。一つは短歌、結社誌に属し投稿などしていた。そしてもう一つは作詞作曲。良いものを作ろうと思えば思うほどできないのが世の常。そんなとき、車で街や自然のなかを走っていたりすると、ふと歌の一節、メロディーが湧いてきたりした。空を見上げればいつの間にか口ずさんでいた。車を運転しているときは「良いものを作ろう」などという雑念は消え、走ること自体を楽しんでいた。そして、信号で止まり、ふと我に返り窓外を見ると小さな感動を覚えた。何が感動を呼び起こすのか自分でもわからないけど、多分、「健気な日常の一コマ」を見つけたからだと思う。
だから、余計、車を運転するのが楽しかった。「今度は車の窓から何がやってくるだろう」そんなワクワク感があった。そして、それがさらに高まって、「タクシードライバーなら毎日運転できるしインスピレーションも沢山湧くかも」と、思えてきて半ば本当に運転手に成ろうと転職を考えたときがあった。タクシーなら色々な情景、乗客の会話、昼と夜の表情を通して詩情、音楽が出て来るだろうと・・・。
でも、ならなかった。真剣味が足りなかったのと、もうひとりの冷めた自分がいて「いざ、タクシードライバーになれば、目的地まで道を正確に走り乗客の安全も常に考えなければならない」。だから好きなことが生業となったとき、もう歌どころではない・・・という囁き。
それからもう何十年も経って、今更なごとくタクシードライバーになることはなかった。ただ、「もし、なっていたら」という想いはずっと心の片隅に残ってきた。今も残っている。それがタクシーに寄せる「私のなかの憧れ」。
ハイビーム 巧みに操る タクシードライバー 私はあなたに 守られている
道端は 獣と出会い 消える場所 あの立耳は 初めての野うさぎつい最近、生まれて初めて野うさぎに遭遇した。道路の隅にほんの一瞬見かけた。鈍い私でも、あの立耳は野兎だと直ぐわかった。兎は小学校で見かけるものと思っていた私にとって、野生の兎が存在すること自体が不思議だった。しかも道端で出会うとは・・・。とにかく見つけて嬉しかった。危険の多い野生のなかで生きている一瞬の姿に触れたのだから。
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No Subject * by 形名
こんにちは。
野うさぎは群馬県でも低地ではたまに見かけますね。森林や草深い場所は嫌うんだそうです。視界の利く草原を好むそうですが、きっと敵に襲われやすい為でしょうね。
野うさぎは群馬県でも低地ではたまに見かけますね。森林や草深い場所は嫌うんだそうです。視界の利く草原を好むそうですが、きっと敵に襲われやすい為でしょうね。




野兎を見つけた時はビックリしました。嬉しかったですね。
でも、兎系は走るの得意そうじゃないし、体はフワフワしていて柔らかいし、よく外で生きていけるなぁ、と思いますね。鷹なんかに襲われそうです。
何か、人間の知らない「火事場のバカ力」的な防御方法を身に着けているかもです。