3D京都

いにしえの京都を3Dで再現します。短歌、史話、公家さんも書きます。

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カスミソウ


★ 雨の日の レインコートの 濡れた髪 指先で拭う あなたを見過ぎて

雨と女性

たとえレインコートで身を包んでも雨を防ぎきることはできない。だから傘も差している。足元を雨の跳ね返りが飛ぶ横断歩道。そこを渡っている一人の女性。コートからはみ出た髪が濡れている。当たり前のことだ。でも彼女の端正な横顔はけっして雨を寄せつけない凛とした表情をしていた。

その彼女が濡れている・・・雨を防ぐのがレインコートという固定観念が崩れていく。そして髪を拭うあなたは一人の艶やかな女性に戻っていた。


★ 玄関で タバコを燻らす 坊様の 市区会館で 家族葬のあり

最近は家族葬が増えている。別にそれがご時世だよと、論評するつもりはない。生々流転の世の中だ。ただ、お坊様が玄関で立ち話しながらタバコを吸っているのが少しシュールに見えた。


★ 眠るのが 猫の仕事と 寝顔見つ  老いた眠りと 今に気が付いて

眠り猫

果たして一日のうち、私の飼い猫がどのくらい寝ているのか計ったことなどない。ただ寝るのが日常の風景でソファーで頬を撫でてあげるとゴロゴロ喉を鳴らしている。もう飼って何年になるだろう? ふと、寝顔を見ると目ヤニの色が変わっている・・・。鈍い私にもそれが老いた眠りであることを今更ながら気が付いたのだ。



★ ポケットに しまい忘れた カスミソウ 栞代わりに 本に挟んで
花の栞

乙女のような歌だ。確かにポケットにカスミソウらしき花を入れた。入れたというより偶然入っていたという方が正しい。どうしよう?と思ったとき押し花にして栞にでも使おうかと考えた。でも実際は机の上に少し置くだけだった。苦し紛れに一つの花の物語を作っただけ。それが真相であり私の「短歌」という創作。



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