3D京都

いにしえの京都を3Dで再現します。短歌、史話、公家さんも書きます。

声明


★ その店は 道を挟んで 二つあり 往復が日々の あなたは逝きて

なくなった嘉右エ門(よしえもん)さんのお店は県道を挟んで二店舗ある。嘉右エ門さんは父の代からとてもお世話になった方だ。地元にも貢献し父の株の先生でもあった。その道を挟んだ二店舗を毎日、往復するのが嘉右エ門さんの仕事の一つだった。歳をとって車に撥ねられないかなぁ・・・と心配していたが、一昨年、もう歳で亡くなられた。
もし店舗が一つだったら、もっと長生きしたかなぁ・・・いや、逆だったかもしれない?人生の往路を歩いたのだから。 
     
★ 嘉右エ門 あなたの名は 忘れない 悼む心に 恩情は滲んで

その一度聞いたら忘れない「嘉右エ門」という名前。お世話になり、工場用地の取りまとめにも尽力くださった。だから嘉右エ門さんの名前は懐かしい。死ぬまで忘れないことがあなたへの恩返しだと思っている。葬式の日はあまりにもよく晴れ渡っていた。

★ 旅支度 奈良の千年を 聴きに行く 南都祖宗の 声明は美しく
奈良声明

奈良の南都仏教は天平の昔の仏教の原型をいろんな読経、儀式、法要に残している。そのなかでも私は「声明」が好きだ。キリスト教でいう聖歌、イスラムでいうコーランにあたる。声明は、お経に節がついた仏教音楽と言われるもので、実際に聴くと、朗々として響き渡り魂を揺さぶられる感覚になる。その声明の故郷、奈良は京都よりもさらに「いにしえ」を感じさせる。

★ 熱湯の やがて冷めゆき ぬるま湯に 飲めば時計の 針を見やりて

湯呑み

熱湯を沸かしたまま、暫くしてぬるま湯になることは日常茶飯事だ。そんな日常なのに、なぜか時計の針を見ながらぬるま湯を飲むときがある。「たまには、ぬるま湯にも気を注げよ」ということだろうか?

★ 傷物の 蜜柑と言われても 美味しくて 箱いっぱいに 旧正月が来る

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たまたま、近所のよしみで箱いっぱいの蜜柑をくれた。ただし傷物のみかん。でも中身はおなじようにおいしい。傷物の分安い、そして量もたくさん。だから、旧正月を過ぎても余裕で残る。そう、最後は勝つんだ! 傷物でもね。



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