3D京都

いにしえの京都を3DCGで再現します。史話、短歌も詠みます。

Entries

門尽くしですみません。

先々回のブログで確か平唐門を取り上げたと思いますけど、今回も幾つか門の紹介です。もちろん、「3D京都」の名折れ?にならいように3Dもちゃんと作りました。出来不出来は?ですけど。

ということで、今日、紹介するのは四足門と薬医門です。
これも鳥羽離宮の目立たないキャラクターですけど、人間、門を潜らなければ家に入れない、ということで、今回、取り上げました。御所の正門が唐門であるならば、別の通用口や寺院、公卿の館など、四足門も格式があるとされていますから、やっぱり離宮には必要なんですね。
ホントに今回で鳥羽離宮のパーツ作りは終わりです。に?したいです。

さて、その四足門と薬医門の違いですが、

四足門とは日本の門の建築様式のひとつで、門柱の前後に控柱を2本ずつ、左右合わせて4本立てた門のことを言うんだそうです。重要文化財として残る日本の門の建築様式の中では最も多いものであり、正門に配されることの多い格式の高い門とされます。奈良時代から存在すると言われています。

つまり、四足といっても実際には柱が六本あるわけです。
中心に、本柱(ほんばしら)と呼ばれる2本の太い柱と、その前後に、やや細めの4本の副柱(そえばしら)から構成されてます。
文章だけではなんですから図をアップ。この図は「鎌倉シニア通信」さんからお借りしました。

四足門の柱図

ホント、図で見るとおり計6本の柱があります。

管理人が作った四足門もアップします、正面からはどちらも同じなので斜めからです。
四足門3D

ご覧の通り、本柱が太くなっています。

次に薬医門ですけど、この門については、まず語源から追求しなければ、

薬医門とは、 鏡柱から控え柱までを取り込む屋根を持つもので、本来は公家や武家屋敷の正門などに用いられたが、扉をなくして医家の門として用いられたのでこの名前があるんだそうです。

また、「鎌倉シニア通信」さんの文章をお借りすると、

薬医門のいわれは、一説には矢の攻撃を食い止める「矢食い(やぐい)」からきたと言われています。
また、かつて医者の門として使われたことからとも。
門の脇に木戸をつけ、たとえ扉を閉めても四六時中患者が出入りできるようにしていたもといわれていますが、この構造でなければならない理由はなさそうです。
で、構造ですが、基本は前方(外側)に2本、後ろ(内側)に2本の4本の柱で屋根を支えています。特徴は、屋根の中心の棟が、前の柱と後ろの柱の中間(等距離)に位置せず、やや前方にくることです。したがって前方の2本の柱が本柱として後方のものよりやや太く、加重を多く支える構造になっている、んだそうです。

これも3Dがありますので、アップしますね。
薬医門3D

ごらんの通り、そのまんま四本の足付きです。四足門のように、四足と言いながら、実は6本であった・・・、そんな姑息?な表現はしません(笑)

ちなみに門ついでですが、平安貴族の寝殿造りにある中門廊という門は聞いたことありますか?

どんなものか復元模型で紹介しますね。なお、この復元模型は「Wikipedia」から引用したものです。
寝殿造りの構造

典型的な例である藤原摂関家の寝殿造である東三条殿復元模型です(京都文化博物館)。

模型には番号が振ってあり、順番に追っていくと、8番目に中門廊があります。

1. 寝殿(しんでん)、2. 北対(きたのたい)、3. 細殿(ほそどの)、4. 東対(ひがしのたい)、5. 東北対(ひがしきたのたい)、6. 侍所(さむらいどころ)、7. 渡殿(わたどの)、8. 中門廊(ちゅうもんろう)、9. 釣殿(つりどの)。

平安時代、御所や貴族の寝殿造りでは、
まず中心の寝殿が南面し、東西の対の屋から南方にのびて釣殿に通じる渡廊の途中にあるのが中門廊といい、寝殿造にとってこの中門廊は、寝殿や対への出入口、現在の玄関 に相当する機能も持っていました。

ところが時代が下がるにつれて段々と簡素化され、その典型例が塀重門です。

塀重門とは、
武家の邸宅の門として広く使用され、屋根も冠木(かぶらぎ)もなく、2本の方形柱と扉だけからなる簡素な門で、玄関と東の座敷棟南庭とを限る高塀に開けられた塀重門はもっともハレの出入り口で、行幸またはお成り、或いは勅使到着の可能性のある家々には必ず構えられていました。

何のことはない。
平安時代、寝殿造の中門廊が簡素化されて板一枚?になっちゃったんですね・・・。

じゃ、写真でご説明します。京都の冷泉家にある塀重門です。開いているから判りにくいかも?
冷泉家塀重門

こんな感じです。
 
でもですね、江戸時代、とくに五摂家と言われる高位の公家たちは、この中門廊の復活を試みました。その典型例が九条家で、涙ぐましいほどの健闘振り。当時の指図とかありますので、また機会があれば3Dで再現してみたいと思ってます。

これは余談ですが、日本建築は、平安時代、平等院鳳凰堂のような世界に通じる普遍的な建築美を最後に、それ以降、ひょっとして鳳凰堂にまさる建築は出て来なかったのでは?、とも思います。日本のお城など独自なものもあって美しいですが、それは集合体としての美しさであり、単体では・・・。とも思いますが、考えてみれば、平安期以降、左右対称のシンメトリーな形から雁行形へと変化したのは、日本独自の回遊庭園などの作庭との共作、それは天にも突き刺ささんばかりのゴジック建築のような形象美よりも、自然と建築との融合に到達点を見出した日本そのものの姿かもしれません。

以上、生意気なことも書きました。門について少しで参考になれば幸いです。
下のバナーをクリックして頂けると泣けるほど嬉しいです。ランキングアップしますから。

次の目標は三位以内!、どうか目標を達成するため、


謹んで

謹んで

謹んで


お願い申し上げます! 拍手もできれば押して下さい。本当は拍手が一番嬉しいんですよ。

ブログランキングに参加しています。気に入ったらポチッとよろしくお願いします。





記事のコメント待ってます。とても励みになります。下のコメントバナーをクリックして下さい。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

トラックバック

トラックバック URL
»»この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

左サイドMenu

たまに短歌

2017年5月8日更新

※ 短歌集はカテゴリー欄にあります。

タグ一覧


全記事(数)表示

全タイトルを表示

※表示しきれない記事タイトルは「前ページ」で見れます。

今日の運勢

今日の言葉

京都お役立ち情報

アンケート

ご意見・メールお寄せください

名前:
メール:
件名:
本文:

マーケット情報

プロフィール

梅村京一朗

Author:梅村京一朗
(けいいちろう)、
寝つきの悪い夜は、いにしえの京を想いながら寝ます。すると鼓の音のように京の日々歳々が甦ってきます。・・・浅き夢みし男のブログ語りです。

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

ブロぐるめLite


写真提供 ホットペッパー.jp
Powered byリクルートWEBサービス
developed by 遊ぶブログ

右サイドメニュー

最新記事

カテゴリー

  ※ 表示しきれない記事タイトルは「前ページ」で見れます。

人気ページランキング

開始日:2016/11/6

ブログパーツ

キーワード別記事リスト

最新コメント

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

検索・買物に利用して下さい

人気ブログランキング

FC2カウンター