3D京都

いにしえの京都を3DCGで再現します。史話、短歌も詠みます。

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第一期鳥羽離宮のパノラマ3Dです

今夜も大河ドラマ「清盛」に鳥羽離宮のことが触れられていました。先週は後白河法皇が鳥羽離宮に幽閉されたお話でしたね。いよいよ清盛も最後の時が近づいてきました。何故か平家一門の物語は滅亡に至る過程がドラマチックで胸に迫るものがあります。ドラマ的に言うといよいよ佳境に入る、ってところですかね。
平家は京都に構えたことにより貴族化しました。足利氏もそうですけど。

ただ、日本の文化は、たとえば江戸の始めの寛永文化が、壮大な王朝の夢の復興であるように、歴史のなかで平安期王朝文化の果たした影響はとても大きいものがあると思います。

平治の乱で源義朝が討たれ、源氏が滅んでも、平家物語のような滅びの美学はありません。また後に鎌倉で新田義貞に攻め滅ばされた執権・北条高時も、最後、菩提寺の葛西ケ谷東勝寺で自害するときは一族郎党400人が殉死したと言われていますが、それでも、平家物語のように後々まで語られることもあまりありません。

平家は武士を捨て滅びましたが、それがゆえに王朝の美を身にまとって西海の海に沈んだのだと思います。日本は武家の文化だけでは成り立たないと思います。何かあると王朝文化に回帰し、また新たな文化を生み出していく、そんな気がします。

さて鳥羽離宮ですが、今回は例によって離宮の俯瞰図というか、第一期の3Dパノラマを載せたいと思います。同離宮は日本史上においても、その規模で空前絶後です。ですから3Dで作るといっても、限度はありますが、取り合えず第一期ということで強行突破します。 いずれもクリックすると拡大します。


最初に最新の同離宮の概略図を手に入れました。それからアップします。
引用元は堀内明博氏の「日本古代都市史研究」(思文閣出版)からです。


鳥羽離宮苑池

同堀内先生は主として古代・中世の都市遺跡の発掘を通して業績をあげてみえる方です。同氏によれば、鳥羽離宮は過去に150回も発掘調査がなされたそうです。これは京都においても最多です。これには、離宮のあった場所が京都郊外であり、名神高速道路のインターを作る際に発掘が集中的に行なわれたことも背景にあります。先生の今回の本には、珍しい、あの清盛の福原の考証概略図も載っていてとても参考になります。

また同氏によれば、当時、六勝寺が院政期の権力を誇示した院家建築群なのに対して、鳥羽離宮は、その立地条件からも京都の外京とみなされ、実際に院政の諸業務、政治が行なわれた場所であるといわれ、また、ここには白川、鳥羽上皇、それから近衛天皇の墓所が置かれ、納骨のための三重塔や多宝塔も建立されましたが、同離宮は天皇家の御陵として、弔いの場所としての意味合いもありました。離宮内に建てられた城南寺は現在の城南宮、また墓所の塔群は安楽寿院として今も法統を伝えています。また安楽寿院は院家の荘園群の有力な寄進先として院政の財政を支えました。

今回、作成するために概略図をもとに、改めてその広大な敷地をパソコンに描いたら、なんと、南北に1.3キロ、東西に1キロもありました。しかも、これも上皇の住まわれた主要地域の面積であり、これに今日でいう諸官庁群を加えると、もう一つの都市といってもいいでしょう。

では3Dに行きます。
まず、真上から見下ろした俯瞰図から。
第一期鳥羽離宮パノラマ3D(真上)
これは概略図をもとにトレースした図です。なんの面白味もありませんが、まぁ、お決まりのコースということで宜しくです。

次に、西側から見た離宮、
第一期鳥羽離宮パノラマ3D(西側)
勝光明院越しに馬場殿や金剛心院を望むことができます。

次は、東側上空から見下ろしたパノラマ、逆に金剛心院越しに俯瞰したもの。
第一期鳥羽離宮パノラマ3D(東側上空)


次はその東側の拡大版、
第一期鳥羽離宮パノラマ3D(東側拡大2) 

さらにくどいですが、南側から見た金剛心院。どなたぞ公達の方が見えますね(笑う)。
第一期鳥羽離宮パノラマ3D(南側から金剛心院) 
公達の方わかりましたかね?もし上皇様でしたら、上から見下ろして申し訳ありません。
もう一枚南から。これも俯瞰図です。
第一期鳥羽離宮パノラマ3D(南側から俯瞰) 

では夕焼けバージョンです。まず、金剛心院の夕焼け。
第一期鳥羽離宮パノラマ3D(夕焼けの金剛心院) 

次に勝光明院の夕焼け。くどいですが平等院鳳凰堂ではありません。しかし見てみると平等院鳳凰堂そのものです。
第一期鳥羽離宮パノラマ3D(夕焼けの勝光明院) 

そして、これは、やり過ぎかなぁ・・・とも思うのですが、そこはブログの遊び心、鳥羽離宮の宇宙バージョンです。背景画像は「I Love 壁紙」さんという無料公開サイトからダウンロードしました。

第一期鳥羽離宮パノラマ3D(宇宙に羽ばたく)

どうですかね?土星を望む鳥羽離宮です・・・?。歴史家の先生が見たらどうしよう・・・悩みが尽きないのが人生です。

以上、立て続けに掲載しました。
第二期にはさらにバージョンアップして公開する予定です。多宝塔の骨格は今日作りました。

最後に付け加えます。
今回、復元した勝光明院ですが、仁治三年(1242年)、焼亡したとのことです。

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コメント

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takeさま、
いつもいつもメール頂きありがとうございます。

今回、鳥羽離宮のパノラマを掲載しましたが、もう、あまりにも広くて、金剛心院、勝光明院だけでは間延びしてしまいます。今、白川院の御陵の多宝塔を作っていますが、「一筆書きで、キーを押すだけで一発変身?みたいなことを考えてしまって、ついそっちの方に走ってしまいます。

国会議事堂ですが、
渡辺福三という方のデザイン設計を元に建築されたんですね。いつもながら博識に頭が下がります。今後とも、いろいろ教えてください。自分は本の飛ばし読みばかり得意で、読んでも忘れてしまいます(笑)
  • 梅のコージ 
  • URL 
  • 2012年11月20日 17時09分 
  • [編集]
  • [返信]

見事な 

離宮のパノラマですね~ 概略図もアップしてくださりありがとうございます。

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