3D京都

いにしえの京都を3Dで再現します。短歌、史話、公家さんも書きます。

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雑草の森

イングリッシュガーデンを雑草の森と言い換えたら叱られるだろうか?

近くで眼科を開業している女医さんも、そのイングリッシュガーデンが大好き。
自宅兼医院なので受付までのプロムナードはキンギョソウやチューリップ、コニファーといった草花で満ち溢れている。時には背を屈めて通るときもある。

でも、最近は女医さんもお年を召してあまり手入れできなくなった。いつのまにか蔓植物やチガヤ、地面にはドクダミ、アワダチソウとどんどん雑草に覆われ半ば廃園の趣を呈している。
すると患者さんは逆に避け減っている。廃園から閉院? ちょっと心配している。

イングリッシュガーデンは名の如く英国式のコテージ、自然志向の家庭庭園。
最近は日本でも人気がある。でも、実際に育て、維持管理するのはたいへんだ。

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イングリッシュガーデン。ブログ「もとのぶろぐ」を運営されている、もとこば、さんが撮られた写真。

はっきり言ってイギリスは雑草が少ない。育つ前に牛や羊に食べられてしまう。そもそも氷河期の洗礼を受け、雑草の種類も少ない。表土も薄くチョーク層や泥炭地が多い。だから栄養分も少ない。

日本のゴルフ場など除草するためたくさんの除草剤を撒いているけど、イギリスのゴルフ場だと雑草自体が生えないか少ない。

そもそも草刈りといった雑草の管理にかかる労力が日本はイギリスの十倍かかるという。

雑草ではないけど、日本の紅葉の美しさは世界的に知られている。黄色に紅、緑も交じってまさに錦織の世界だが、外国ではブナやシラカバ、カラマツ系の黄色が主流。樹木も10種類ほどしかないのに比べ日本は26種以上もあるという。

こと、ほど左様に日本は雑草に雑木林に満ちている。

何を言いたいのか?と、そろそろ言われそうだけど、
イギリスの自然はほとんど人間に管理されている。たまに見かける森は元々が貴族の狩猟用の森、しかも人工林。自然でありながら自然でない風景、そのなかでコテージ(田舎の別荘)に自然を演出する「イングリッシュガーデン」が生まれた。そんな気がする。

妖精よりも「もののけ姫」が居そうな日本の濃密な自然では「自然派志向」という庭園概念は生まれず、逆に枯山水に走った面が無きにしも非ず。

イギリスの人にとってイングリッシュガーデンは「鉢のない盆栽文化」・・・、そう思えてきた。
************************* 夏三題 ****************************


★ 接写する レンズの先に 視えるもの 結晶体の 産毛が光っている

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何の花だろう?
わからないけど、とにかく美しい。接写でこんなに繊細に表現できるとは!、もう言葉は要らないというか、短歌にも歌えない。ただただ見惚れるばかり。

この写真はイングリッシュガーデンど同様、もとこばサンのもとのぶろぐ」から紹介させて頂きました。

接写がすごく巧みな方です。心が和むというよりも純化されます。
ぜひ、ご覧になってみてください。

(もとこばサンには事後報告で申し訳ないです)
※ 拙ブログではあまり光ってませんが、
  もとこばサンのブログで写真をなぞると発光体のように輝きます。綺麗ですよ。


★ 捨てられた マスクが風に 転がっている 花粉は夏に 命を宿して


地面に落ちているマスクはよく見かける。なぜ、落ちている? そんな詮索はいらない、多種多様な人の生きざまの痕跡だ。
ただ、何か感じるものがあって短歌に詠もうとしたら、その痕跡が必要になった。物語とするならば5月(実際は6月だけど)のスギ花粉の終り頃を想定した。すると、私のなかで、風に飛ばされるマスクは役目を終え羽根を閉じた蝶のような存在に見えた。そして消え去った花粉はどこかで受粉し夏に育っている・・・そんなリレーションを感じた。
私もスギ花粉症の一人だ。
今、日本の森の多くは杉の人工林だ。北山杉のようにキチンと管理されてばいい、また美しい。でも、多くは間伐もされず暗い森のなかで他の植物、生き物たちを寄せ付けない「緑の砂漠化」している。
どうしたらいいのだろう・・・

★ 貝殻の 風鈴が鳴る 七彩の 滿汐に止み 引き潮に揺れ

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珍しく貝殻の風鈴を見かけた。姫竹を鳴らしたような小気味よい音、海を呼ぶ鳴り、そして揺れる彩かし。
貝といえば、フランスの詩人・ジャン・コクトーのあの詩の一節、

「私の耳は貝のから 海の響きをなつかしむ」を連想する。

詩人でもあった堀口大学の訳も秀逸だ。
ジャン・コクトーはジャポニズムにも興味があった。昭和11年5月、「八十日間世界一周」企画の一環として日本を訪れている。
そのとき、堀口大学が通訳、案内をしている。日本の短歌・俳句を知ったかもしれない。

この短い詩からは短歌の響きが聴こえる。



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コメント

NoTitle 

レインボーさん コメントありがとうございます。
グミ美味しそうですね。

実はレインボーさんが「日本人の縄文思想と稲作のルーツ」のブログ主さんであることを今日知りました・・・。今頃すみません。
fc2の訪問者リストの機能も最近知って、へぇ、いろんな方がいらっしゃってたんだなぁ・・・と感慨。同時に自分の鈍さを嘆いている次第です。

ですので、レインボーさんとブログが今日繋がりました。

一年と二か月で170記事とは凄いですね!
私なんか5年で300記事。頭下がります。レインボーさんのブログと肩を並べるのは夢のまた夢ですよ。

菜園で美味しい野菜、果実作って、元気もりもり、読者さんに良い記事を書いてください。
私も何とか頑張ります。

そうそう、秋田美人のルーツ、早く知りたいですね 笑。
  • 京一朗 
  • URL 
  • 2018年06月12日 22時01分 
  • [編集]
  • [返信]

イングリッシュガーデン 

>イギリスの人にとってイングリッシュガーデンは「鉢のない盆栽文化」・・・、そう思えてきた。

〇イングリッシュガーデン
 手をかけない管理で美しいガーデン、ご指摘のとおりだと思います。
 その意味でイングリッシュガーデンは日本では無理。
 しかし、ガーデンではないですが、我が菜園でも手をかけない管理で美しい菜園を目指しています。
 草々
  • レインボー 
  • URL 
  • 2018年06月12日 10時26分 
  • [編集]
  • [返信]

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