3D京都

いにしえの京都を3DCGで再現します。史話、短歌も詠みます。

Entries

「上皇様」とお呼びしてよろしいですか?

今月6日、天皇陛下の譲位などを検討する政府の有識者会議が、天皇陛下の退位後の称号を「上皇」とする方向で最終的な調整が進められる方向、との報道がありました。
正式には太上天皇、略して上皇さまの尊号は江戸時代の光格上皇以来、ずっと空位のままでしたがこれで、もし平成30年、今上陛下が譲位されたら約二百年振りの「上皇」位の復活です。
まさか、歴史上でしか接することができなかった上皇様を、この目で拝見できる機会が訪れようとは思いもしませんでした。

皇后陛下も同じように上后の尊号になられるとのこと。
正直、ホっとしました。事前の報道では「前天皇」でどうか?という案も出ていて、「それはないだろう!」、あまりに不遜、
外国の賓客とたとえ私的に会われた場合でも逆に相手の方に失礼では」と思っていましたからホッと肩を撫でおろしています。

皇太子殿下が即位された後は、秋篠宮殿下が皇位継承順位一位となられますが、そのときの敬称が秋篠宮のままで、待遇は現在の東宮家並みになるとのこと。呼称については、長年慣れ親しまれてきた経緯から「秋篠宮」のままという。
私個人としては、皇太子もしくは皇太弟を望んでいましたが決定だから仕方ない(見通し)ですが、
なんか皇太弟とかカッコいいじゃないですか?

それと、秋篠宮殿下が皇位継承順位一位になられ、お子様の悠仁親王殿下がその後を継がれる、いわゆる男系継承への
道筋がついたこと自体は喜ばしいのですが、呼称的にも「皇太子」と、より明確で目に見える形にしてほしい、という気持ちがあります。いまだに、一部、政党や勢力、マスコミでは女性宮家を立てることを目指していますが、
これも将来的には女系天皇を立てる伏線、最終的には皇室の乗っ取り、解体を目的にしていると思います。

正直、公務にご熱心な天皇陛下が譲位を発言されたことについて、個人的には少し違和感があります。責任感の強い御方と漏れ伝わっている陛下の真意は?ひょっとして、ご自身の生前中に秋篠宮、そして悠仁親王への天皇位の男系継承の道筋をつけておきたい、とのお考えがあったかもしれません。突然のビデオによるご発言・放映でしたから。

女性宮家の推進論者は、
より安定的な天皇、皇室制度を保つためには女系宮家の創設が必要との論理ですが、もし、そうなれば、女性の内親王様が皇族の血筋でない方と結婚し、かつ、その内親王様が天皇になられたら、そのお子様からは皇統が分かれ、変わりに新たな父系の王朝が成立してしまうことになる。夫殿下が外国人だったら余計ややこしくなる。そんなことは、女系支持者は百も承知でまさに確信犯といってもいいと思います。

皇位の安定を得るためには、旧宮家の復帰、あるいはご子息の養子入り、さらに用心を期すなら皇位継承順位を男系の皇族及び子孫の方を対象に一位から100位までの継承一覧を官報に記載するなどの公的な通知を行う、また更新してゆく。よく旧宮家はいずれも南北朝期まで遡る世襲宮家の伏見宮家から分枝したもので現在の皇室とは血縁が薄く宮家復帰は世間になじまない、無理押しだ、という識者もいますが、大事なことは、いずれも遡れば男系での神武天皇にたどり着くという血統性だと思います。伏見宮家はもう一つの天皇の代位ともいえる世襲王家だったのです。
例えていうならば、徳川家の場合、家康の9男であった義直は尾張徳川家を興します。江戸時代260年間、一度も将軍を輩出していません。それでも徳川家家門の筆頭です。家康の子であるということ、公に徳川御三家として代々認知されてきたからです。

昭和天皇は、旧宮家の皇室離脱の際、いつでも復帰できるよう身を慎みなさい、と言われましたが、
もし復帰できた暁には三日、マスメディアで報道すればまたたくまに国民に周知されると思います。

それにしても、なぜ女系論者は2600年(皇紀)の長きに渡り、ときには断絶の危機にさらされ、まさに箔氷を踏むがごとく男系を守ってきた日本の皇室の伝統と歴史の重みを全然顧みようとしないのだろう?私には「安定的な皇室の維持」の名を借りた皇室解体論者以外の何者でもないと思います。
彼らは日本人なのか?と疑うぐらいです。

よくヨーロッパの王制が引き合いに出され、イギリスでも継承が男女の区別なく長子が継ぐ、という風に変わり、時代は男女の区別、差別のないジェンダーな時代、だから皇室もヨーロッパを見習うべき・・・、みたいな論調がマスコミでよく取り上げられますが、ちょっと待って、

そのヨーロッパ各国の王室、
たとえばイギリスの場合、現在のエリザベス女王に受け継がれるウィンザー家の王朝は、四代前のヴィクトリア女王とその夫であるアルバート公(ドイツのザクセン=コーブルク=ゴータ公エルンスト1世の息子)から始まっています。アルバート公が婿入りした形。しかもドイツ出身で英語も満足に話せなかったといいます。ですから今のウィンザー朝には純粋なイングランド人の血は12分の1しか混じってないと言われ、口さがない一部の国民からは「12分王」と揶揄されたほどです。ちなみに同公の家系からはベルギー、ブルガリア、ポルトガル等の王家も出ています。
つまりヨーロッパの王家はみんな親戚同士で王族であるという条件以外、父系、母系や男系優先とか、そんな血筋的な拘りはあまり重要視してません。だから、日本の皇室と同列視はできないし、また、するべきではないと思います。

戦前、憲法学者の美濃部達吉が主張した天皇機関説(統治権は法人たる国家にあり、天皇はその最高機関として、内閣をはじめとする他の機関からの輔弼(ほひつ)を得ながら統治権を行使するというもの)という統治権の学説がありました。
要は統治の主権者は国家か天皇か?の違いですが、私からすれば、統治以前の考えとして、天皇とは日本皇国が万世につつがなく続くための機関、即ち「永久機関」であるとの思いが強いです。
大東亜戦争において軍民合わせて300万もの尊い犠牲を出したのも、永久機関である天皇をお守りすることが、戦いには負けてもいずれ国家は復興する、との確信があったからだと思います。現実に戦後の日本は奇跡と言われた高度成長を果たし先進国の一翼を担うまでになりました。

国家とは、立法によって? 王制によって、宗教によって?、共和制、民主主義によって? 共産主義によって? あるいは独裁・人治主義による統治?一体、そのどれが理想なのでしょう?
神のような全知全能の統治者がいればそれが一番国民の最大公約数を満たす統治法だと思いますが、現実にはそんな人物はいません。だから消去法で、上記、いろんな統治形態があるわけですが、たとえば、法は破られるから法であり、まとまらないから次善の策が民主主義、という風に妥協の産物の歴史ともいえる。

結局、何らかの人智を越えたもの、人間のそれぞれの自我を越えたもの、その上に立つ存在、権威があって、そのもとに正当な権力、統治が付与される。それが一つの理想だと思います。

日本に限って言うならば、その高貴なる存在は天皇陛下です。

歴史の時間軸を越えた存在だからです。

人間の歴史、営みのなかで何が一番難しいかと言いますと、
それは「途絶えることなき権威と血統の連続性」だと思います。人類の興亡の歴史が証左しています。
物は壊しても再生できる、しかし天皇という、制度ではなく、一系の人間の血でバトンリレーしてきた皇統、権威は、
他に置き換えられる物、制度などないのです。なぜなら、もし、一端断絶したら、また、2600年の時を経ねば新たな皇統の権威は生まれないからです。日本は不変することのない天皇の権威のもとで、これから先も伝統と革新を繰り返し成長してゆくと確信しています。

現行の憲法において、天皇の政治関与はまったくありません。これについて、個人的には一定の政治権限もあってもいいのではと思っています。たとえば、総理大臣が暴走したり国民の信頼を失ったときに、国会議員、国民からの動議を前提としての罷免権の行使、このような何らかの統治上の権限があってもいいと思います。天皇としてのバランサーの行為の役割です。

また、戦後、昭和天皇は「公家華族だけでも残せないか」と言われたことがあるそうです。これについても私は賛成です。文化の階層構造の多様性において公家華族にも一定の価値があると思います。皇室と国民の間に一定の紐帯役を果たす。また皇室の藩屏として、皇室の伝統と文化の担い手としての役割。階級ではなく階層の多重性です。このことについては、30年前でしょうか?
当時の中国を訪問したときの、文化大革命によって破壊された多様な階層社会の後に残されたあまりの平板、均一な社会に文化の衰退をまざまざと見た体験があるからです。人間はパンを食うのみにあらず、そう実感しました。

皇室の私的財産は、戦前、九州の面積に比するほどの土地と財産を所有していました。それは何も皇族の奢侈の為ではなく、皇室から国民へのダイレクトな慈善事業、らい病など社会的弱者の救済、表舞台ではなく、国家を影から支えてきた市井市民への慰労と褒章、有為な人材の発掘、資金に困窮する今でいうNPO団体への援助など、政府では対処しきれない直接の国民への救済活動に多く使われました。

現皇室においても一定の私的財産所有があってもいいと思います。皇室でなければできない国民への救済があるからです。

最後に、今、脳裏から離れない一つの光景が目に浮かびます。
2006年の2月7日、当時の小泉総理大臣が国会において女系天皇の容認を含む皇室典範の改定案の趣旨説明をしようとした、まさにその場の総理に一枚のメモが国会職員?から渡されました。秋篠宮紀子妃殿下のご懐妊の一報です。そのメモを見た総理は、一瞬、鳩に豆鉄砲を喰らったような驚きの表情をしました。紀子妃殿下のご懐妊についてまったく知らなかったのでしょう。それと対照的だったのが、総理の椅子席の上段席で腕を組んでいた当時・内閣官房長官だった現安倍総理大臣の表情・仕草でした。
まるで事前に懐妊については知っていたかのように、メモを上から見下ろし、納得したように唇を噛み首を上下に振っていたのです。そうです、まさしく安倍さんは懐妊を事前に知っていた表情でした。そのとき、私は安倍さんが男系天皇論者であり、皇室、秋篠宮家、あるいは宮内庁ルートを通して密かに把握していたのだと思います。しかも小泉総理には伝えず。

小泉総理は米国のブッシュ大統領と親密な米国派でした。皇室典範の改定についても米国から何らかのプッシュがあったかもしれません。米共和党のなかには君主を否定する大統領制の共和派と立憲君主制を認める派とがあったからです。小泉総理は、ひょっとして米からの要請もあり、君主を否定する大統領制を目指していた可能性もあると思います。当時のマスコミ報道によれば、小泉総理は「女性天皇と女系天皇の区別がわかってないのでは?」という憶測記事が流れたりしましたが、一国の総理が女性と女系天皇の違いがわからない?などあり得ないことだと思います。総理お得意のお惚けだったと思います。

この2006年2月7日の突然の吉報はまさに奇跡でした。もう一歩で女系天皇が認められる間際だったのですから。まさに薄氷を踏むがごとくのタイミングでした。

爾来、私は安倍総理を信頼しています。
外交上で韓国やロシアなどに譲歩するなど、一部の保守系の人からは非難もされていますが、安倍総理はいかに日本国を守るか、男系天皇を死守するか、獅子奮闘していると思います。

今のマスメディア、ネット上においては、左派の一部が偽装保守・愛国を装い、右派の一部が実は偽装左翼・売国を装うなど、様々な捏造、フェイク情報が錯綜している状況です。

そのなかで、何が正しい情報なのか見極めるのがとても難しいものになっています。

でも、あの、2006年2月7日の安倍総理の表情は忘れません。

きっと、男系天皇の継承と明確化を皇室典範に明記すると信じています。

追伸: 秋篠宮殿下は皇位継承順位一位としてどうやら「皇嗣殿下」の呼称になるようです。
     海外からみればプリンスの立場ですからね。ホっと一安心。




ランキングアップします。ポチっと一押しお願いします!





俳句・短歌 ブログランキングへ




「拍手」もお願いします。とても励みになるんですよ!!


当ブログに掲載されている画像等の無断転載はご遠慮下さい。



関連記事
スポンサーサイト

コメント

先程の管理者専用への投稿は 

ミスでした。すみません。
  • taka 
  • URL 
  • 2017年09月11日 19時46分 
  • [編集]
  • [返信]

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます

NoTitle 

takaさんコメントありがとうございます。赤い皇族? ちょっと禁忌ですよ・・・笑。私も誰かなぁ・・・と気になる方はいます。戦後、バイニング夫人等の米国型民主主義の影響もあるかもしれません。現皇太子殿下がご結婚前に登山をされた際に随伴した記者の一人が「この御方のためなら命を投げ出してもいい!」とまで週刊誌に書いた記事を読んだことがあり、殿下は人を惹きつける天子の徳をもった御方だなぁ、と今も思っています。殿下は水運の歴史にも造詣が深く、山がちで狭い国土の日本において、いかに水運が重要な役割を果たしてきたか、きっと明察されたのでしょう。
後、これは私もご皇室に不遜ではと思いますが一つ気になったことがまります。
今般、秋篠宮家ご長女の眞子内親王様が一般人の小室さんと婚約されましたが、正直、今一盛り上がってない気がします。美智子皇后様のご成婚のときの「民間出身で初めて!」と戦後日本の民主主義の浸透を讃え盛大に盛り上がりましたが、今回は静かです。出雲大社の千家家へ嫁がれた高円宮憲仁親王の次女・典子さまの方がニュースで話題になったほどです。時代は普通の恋愛から高貴、名家なる成婚を望む一つの新しい潮流が出始めた気がします。時代の潮目といいますか、戦後民主主義が色褪せてきたかのかな?
願わくば、不敬ですが敢えて申しますと、眞子内親王様は旧宮家の方とのご結婚をして頂きたかった。旧宮家の存在が俄に皇室安定の先鞭となったかもしれないからです。
なんか、コメントの返事というよりも記事みたいですね。今度、コメント頂いたら記事に書こうかな?どうです。
  •  
  • URL 
  • 2017年09月11日 09時35分 
  • [編集]
  • [返信]

NoTitle 

遅まきながらコメントを。旧宮家の復帰というのは私は条件付賛成ですね。
現在非常に不遜ながらも言わせて頂くと、『赤い皇族』の一族の存在があり
非常に不愉快に思っています。革命論者の様な主張は致しませんが、粛々
とご退場願いたいというのが個人的な感想です。

現皇族ですらそのようなお方が存在するくらいですから、旧宮家に至って
は当然そのようなお方が存在する可能性も高いでしょう。誰とは言いませ
んよ。決してJOCのトップだなんて、そんな事を言うつもりは全くあり
ませんとも。

そして最近良くテレビ出演なさられておられる旧宮家の方、あの方も一見
愛国者・愛皇室者の様な顔をしていて実際はその正反対だと私は思って
おります。当然その様な方の宮家復帰等、獅子身中の虫を増やすだけだと
思っております。

しかし美濃部達吉をある程度評価している、とは驚きでした。似非愛国者
の中には彼の名前が出るだけで左翼扱いですからそこは凄いと思ってます。
天皇陛下に絶対忠誠という事は、陛下が大国主の決断をしたとして無条件
で賛成するのか? という危機感から来た愛国心から来たものだと思います。
最も息子さんの方はどうしようも無い方ですが。ただ彼の主張は実質
御前会議の存在がある時点で杞憂というか、戦前はある意味憲法違反状態の
政治制度が確立していたんですけどね。

まあとにかく、宮家復興は『血統性』と『世襲王家』の両輪で行うべきで
しょうね。もし『血統性』だけ主張して伏見宮家を語ると、『西陣南帝』
の子孫はどうした、なんて事を言う人が出てきかねませんからね。
  • taka 
  • URL 
  • 2017年09月07日 14時35分 
  • [編集]
  • [返信]

コメントの投稿

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

トラックバック

トラックバック URL
»»この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

左サイドMenu

たまに短歌

2017年5月8日更新

※ 短歌集はカテゴリー欄にあります。

タグ一覧


全記事(数)表示

全タイトルを表示

※表示しきれない記事タイトルは「前ページ」で見れます。

今日の運勢

今日の言葉

京都お役立ち情報

アンケート

ご意見・メールお寄せください

名前:
メール:
件名:
本文:

マーケット情報

プロフィール

梅村京一朗

Author:梅村京一朗
(けいいちろう)、
寝つきの悪い夜は、いにしえの京を想いながら寝ます。すると鼓の音のように京の日々歳々が甦ってきます。・・・浅き夢みし男のブログ語りです。

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

ブロぐるめLite


写真提供 ホットペッパー.jp
Powered byリクルートWEBサービス
developed by 遊ぶブログ

右サイドメニュー

最新記事

カテゴリー

  ※ 表示しきれない記事タイトルは「前ページ」で見れます。

人気ページランキング

開始日:2016/11/6

ブログパーツ

キーワード別記事リスト

最新コメント

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

検索・買物に利用して下さい

人気ブログランキング

FC2カウンター