3D京都

いにしえの京都を3DCGで再現します。随筆、短歌も詠みます。

Entries

「蔵」考を書こうと思ったら・・・

今、九条家の文庫蔵を作っている関係で、
「蔵」についての歴史や特徴など調べているところですが、

そんな悠長なことなど吹っ飛ぶような事件が起こってしまいました。
神奈川県相模原市の身障者介護施設での大量殺人事件。
身障者の方19名が死亡(7/26日現在)、怪我人も25名も出ているとのこと。
亡くなられた方には心よりお悔やみ申し上げます。

最近はEUの移民問題に絡むテロやアメリカでの銃を使った無差別殺人事件など
おぞましい事件が相次ぎました。

幸いというか日本国内では、まだそのような事件も起こらず、
EUでの事件も何となく遠い異国の他人事のように思っていました。

しかし、
この日本でこのような形で大量刺殺事件が起こるとは
思いもよりませんでした。
もう対岸の火事ではないのですね・・・

今回は特に重度の身障者の施設だったようで、
介護される人、する人もそのどちらも身と心の負担は大きかったと思います。

自分にも認知症の母がいますが
幸い、軽度の状態を維持しているので助かっています。
早期の発見と投薬、
できるだけ家族で母が楽しく笑う機会を増やすようにしています。

でも、もし進行したら、自分たち家族の負担も多きくなり
ブログなど書いていられなくなるかもしれない。

正直、被害者の家族の方は、
当然、憤りと哀しみを覚えていると思いますが、
一方で、口に出してはいえない「正直、ホっとした・・・」という
面もあると思います。

自分だったら、多分そう思うと思います。
重度の方の介護はたいへんと聞いていますから。

今回は障碍者や高齢化に伴う様々な介護について
綺麗ごとでは済まない、そんな現実を思い知らされました。

昔は専業主婦の方が多かったので、
介護や身の回りの世話はもっぱらその奥さんたちが行っていました。
嫁ぎ先の義理の親であっても面倒をみるのは嫁、
そんな風潮であり、主婦たちの献身と自己犠牲に支えられていた面がありました。
そのおかげで夫は高度成長期のなか、家のことは任せっきりで、
仕事に集中することができ、それで何とか世の中も回っていました。
一億総中流社会と言われていましたからね。
「サザエさん」もその延長線上に描いていた家族の風景でした。

でも、現在ではとてもそんな風にはいきません。
夫婦共稼ぎでやっとの暮らし。
女性も高齢者も、外へ出て力を、能力を発揮し、 生きがいをもてる社会の実現を めざす、
いわゆる「ニッポン一億総活躍社会」を政府もアピールしていますが、
その分、ストレスも多く心の余裕もなくなり、
家族にユトリはなくなります。

いまさら、昔のように・・・という訳にもいきませんし、
どうしたらよいのでしょう?

福祉・介護は基本的に商業的付加価値、物を生み出すものではありません。
ですからどうしても国・地方行政からの支援・補助金に頼りりますから
現場の介護の方の賃金が安く社会問題にもなっています。

その財政的支援も
現実の政府は、年金の方の財源不足も含めて四苦八苦している状況。

結局、国にも頼れず、
かといって共稼ぎの家族では支えきれず、

極論すれば、
安楽死の是認、
昔のように、身障者として生まれた段階での暗黙的な出産死(助産婦によるもの)など
論外ではありますが、
つい、そんなことを考えてしまいます。

もしこのまま国民の中間層が減り続け生活に困窮を来すようになったら、
おそらく「現代版棄民・姥捨て」が再び亡霊のように出てくるのでは・・・と危惧します。

個人的に考えるのは、

最後は地域毎、町内会、組単位での相互扶助、
それこそ「お互い様」での精神で助け合う、
かつてはあった「村落共同体」。
そこでは集団により個人の負担を軽減しし合っていました。

いわゆる「ゆりかごから墓場までを村全体で見守る体制」のことです。

当然、奉仕的仕事が増える代わり個人の利益が制限される面もあります。

しかし、このまま人口の高齢化、少児化が進んでいくと、
「頼母子講」的な村落共同体の復活が必要ではないかと思います。
(村落共同体といっても何も田舎のことだけではなく都市部も含む)

その際、けっして「ボランティア」とは呼ばない、
地域に根差した風土的慣習として定着させてゆくことが大事だと思います。

江戸時代は間引きによる人口抑制(それだけ食い扶持が限られていた)が
行われたのは本当に悲しい事実です。

しかし、その一方で、
江戸時代、盲目の人は座頭組織に加えられ
幕府の寺社奉行の管轄で、あん摩業の独占、琴、三味線の教授、
それから金貸し業が認められていました。
奇形児ですとそれこそ「見世物小屋」で見世物として生きました。
現代なら人権問題ものですが、
逆にいうと、それだけ当時は逞しく生きていたとも言えます。

また、
親が不特定の子(夜這い)でも、
その村の子宝として育てる風習もありました。

身寄りのない身障者は地元の寺で生老病死を看取る。
寺は檀家によって成り立ちますから、
結局、みんなが関わっている訳です。

SF的な金のいらない世界、ロボットが面倒みてくれる社会?
そんな社会が生まれない限り、
現代的な〇〇老人ホーム、〇〇福祉センターのようなお金で
身を預け運営される介護システムでは将来的には破綻を来すでしょう。

やっぱり、いろんな意味で「ふるさとの村落共同体に戻ろう」は、
一遍は顧みてもよい考えだと思うのですが
いかがでしょうか?

今回は何も知らない癖に流れ的にこんなこと書いて
申し訳なかったです。



記事へのコメントはこちらから



ランキングアップします。ポチっと一押しお願いします!







 
「拍手」もお願いします。とても励みになるんですよ!!


Copyright© 2014 3D京都 All Rights Reserved.


関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

トラックバック

トラックバック URL
»»この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

左サイドMenu

たまに短歌

2016年12月7日更新

※ 短歌集はカテゴリー欄にあります。

タグ一覧


全記事(数)表示

全タイトルを表示

※表示しきれない記事タイトルは「前ページ」で見れます。

今日の運勢

今日の言葉

京都お役立ち情報

アンケート

ご意見・メールお寄せください

名前:
メール:
件名:
本文:

マーケット情報

プロフィール

梅村京一朗

Author:梅村京一朗
(けいいちろう)、
寝つきの悪い夜は、いにしえの京を想いながら寝ます。すると鼓の音のように京の日々歳々が甦ってきます。・・・浅き夢みし男のブログ語りです。

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

ブロぐるめLite


写真提供 ホットペッパー.jp
Powered byリクルートWEBサービス
developed by 遊ぶブログ

右サイドメニュー

最新記事

カテゴリー

  ※ 表示しきれない記事タイトルは「前ページ」で見れます。

人気ページランキング

開始日:2016/11/6

ブログパーツ

キーワード別記事リスト

最新コメント

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

検索・買物に利用して下さい

人気ブログランキング

FC2カウンター