3D京都

いにしえの京都を3DCGで再現します。史話、短歌も詠みます。

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平安京の中心・朝堂院の正門「応天門」を3D製作してみました。

みなさん、こんにちは。

平安京大内裏の朝堂院シリーズですが、
同朝堂院の正門であり見所の一つ応天門を作ってみました。(クリックすると何れも大きくなります
朝堂院全体図
朝堂院全体図

応天門というと、どうしても
平安時代前期の貞観8年(866年)に起こった政治事件である「応天門の変」を思い出しますが
では、門はどんな形をしていたのか?

についてはあまりわかっていません。

そこで果敢?にも3Dに挑戦してみました。

まったくの空想ではなんですから、
幾つかの資料に基づいて自分なりに作ってみました。

その資料ですが、

全体図・基壇図・概要等は「平安京提要」、
復元彩色画は「平安通志」から。

この平安通志は、
平安遷都千百年紀念祭にあわせて明治28(1895)年に刊行された京都の最初の通史です。
全20冊という大部なもので、京都市参事会が編纂・発行しました。
そのなかに付図として朝堂院の復原俯瞰図が描かれています。

平安通志
(京都府総合資料館蔵)



そして復元図(淡交社刊・図説 平安京 村井康彦編から彩色されたものを引用)
応天門(平安通志)
重層翼廊を伴った応天門


この俯瞰図の目玉の一つが左右の重層翼廊&楼閣を伴った応天門の復元図。
両翼に栖鳳(せいほう)、翔鰭(しょうらん)の楼閣を伴っています。

人によっては大げさ過ぎないか?
とも言われそうですが、
応天門自体は何度か再建され
当然、形の変更もあったと思います。

平安中期にはあの藤原頼道が建てた平等院鳳凰堂も
左右・翼廊を伴った様式で
今も日本を代表する建築です。
同じ平安時代ですから、
応天門と鳳凰堂との相関関係もあったのでは?
と推測もいたします。

また翼廊・楼閣を伴ったものには、
同時期の唐の都・長安の大明宮に
その先鞭がみられ、
平安京の応天門もその影響を受けていると思います。

唐の長安城大明宮復元図
唐の長安城大明宮復元図



そして今回、けっこう派手めに3D化した応天門の正面全体、

平安京応天門正面
平安京応天門正面

正直、自分で言うのもなんですが、
作ってみて、その壮大さ、大きさ、豪華さ、意匠性の素晴らしさ等々
驚きました。
図面からだけでは伝わらない立体感です。
平安時代の唐にも劣らない「新しい都を作るぞ!」
といった当時の熱気、ダイナミックさがわかるというものです。

もし今の時代に、
この朝堂院が現出したら東京駅も真っ青?だと思いますよ 

ホント、この世の夢だぁ・・・笑

応天門は現物がありませんので、
比較的、様式が似ている平城京の朱雀門を参考にしました。
朱雀門は正面間口が5間の約25m、高さは20mほど。

応天門も同じ5間で、
ほんの少し小振りにして間口23m、高さ18mほどにしました。
高さ5、6階建てのマンションに該当するかな。

ちなみに現在の平安神宮の応天門は、
本物の約八分の五に縮小されています。

当時の一間の寸法は17尺、 5.1mが基本だったそうです。
ただ実際には柱間の差があって、礎石を掘るまでは本当の所はわからない・・・。

そうそう豪華過ぎるとこれもお叱りを受けそうなのが屋根を彩る緑紬瓦ですが、
これも学会では緑紬瓦で葺いたのは軒先や棟部分など限定的なもの・・・との
意見が多いそうですが、
これも推測で実際にはわかりません。

ただ、記録に、弘仁六(八一五)年に朝堂院の大修理のため
尾張などの国々から二万人もの役民を動員した、との記述もあり、
それだけの人数であれば緑紬瓦を焼いた可能性もなきにしもあらず・・・

ということで、
要はいまだ平安京の全体像は点と点との間は推測するしかない、
というのが現状。

発掘するにしても京都は盆地いっぱいに家が建っていますからね・・・

(その点、平城京は田舎だから?かなり解明されてきてます)。

では、3D化した作品図を幾つか紹介。


平安京応天門斜め
斜めから俯瞰




平安京応天門東側
東側から、




平安京応天門北側
北から俯瞰、




平安京応天門複廊
応天門の複廊

複廊とは、3DCG図で見るとおり、
真ん中の壁を挟んで左右にそれぞれ廊下があるもので、
行きと帰りが別でかち合うこともない?
当時の身分序列の一つかな?

でもぜいたくですよ、
朝堂院の場合、複廊の巾は基壇も含めて12mもあります!

もう寺の本堂じゃないですか、
昨今の住宅なら、
街中や分譲地で間口12mの家なんてホント少ないです。

平安京応天門正面アップ
応天門の正面アップ。アップに耐えられるか・・・


アップというか、
それだけに半年かけて製作すれば緻密な作品もできると思いますが、
当ブログのコンセプトとしては、
いかに手間を掛けずに(ファイルサイズを小さく)良く見せる作品を作るか、です。

ですから、今回、回廊が多いですから円柱も半端ない数。
肝心なところはそのまま円ですが、
見せ掛けの円柱?
実は長方形の板壁でした・・・
という箇所も多いのですが、やっぱり手抜きですかね・・・・

実のところパソコンの能力に寄る・・・かもです 笑。

も一つアップ、

平安京応天門回廊正面


以上、ざっと流してみました。
後、残る建物も作り朝堂院を完成させ、
そしたらブログにアップします。
一ヶ月以内には載せなければ、
あのイエローカードのような大きな帯広告が出てきますからね・・・・

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