3D京都

いにしえの京都を3DCGで再現します。史話、短歌も詠みます。

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梅村京一朗短歌集 北緯の街

久しぶりの短歌集です。

ここ最近(というか半年)自分の感覚が鈍ったのか、
短歌の素材にビビッと出会いません・・・

還暦・・・・になったせいか(歳など言いたくないけど、現実です。でも心は中年??です)?

あの斉藤茂吉の老境の歌、

くやしまむ 言も絶えたり 炉の中に 炎のあそぶ 冬の ゆうぐれ

を読むと、「そうだよなぁ、歳を経るゆえにできるいい歌もあるなぁ・・・と
思い返したりもします。

でも、自分の場合、
どうも株に関係してるのでは?
と自問自答。短歌とは水と油の関係と
勝ってに株のせいにしてます。

株といえばおかしなもので、
力むと儲からない、いつも勝ちパターンを考えているけど、
裏目に出る・・・

そんなとき、
M社長の話を聞く。
昔、苗字が社名と一緒だからと、ただそんな動機で買った銘柄が
今は万円を越える株高。
社長は笑いが止まりません。

一方の自分は
デイトレで一日にたまたま12万稼ぎました。
実はその銘柄、買ったまま忘れ放置していた株なんです・・・
気がついて売るまでの間に株価が上っていたのです。

下手な小手先で買うよりも忘れてた方がいい? そんなばかな・・・

株ってなんなんだ?と、そんな調子ですが、
今は6勝4敗、もしくは7勝3敗と単純に
勝率でデイトレしてます。

では本文へ、

雨の歌を二首、

  ★ バンクーバー 傘を差すよりも 襟を立つ 霧雨にぬれる 北緯の街


雨のバンクーバー
(「無線おたくへの道から」から拝借しました)

7、8年ほど前バンクーバーに10日滞在したことがあります。
季節は冬で毎日霧雨のような細かい雨が降ったりやんだりしてました。
冬のバンクーバーは雨も多く日照時間も短いです。
朝9時ごろようやく陽が昇りだして午後3時にはもう暮れる、
暗~い都市です。
それでいて傘をさす人はすくない・・・
傘を差すかどうか迷うほどの雨なんです。
それが冬のバンクーバー。

滞在中、ある集まりの席でとなりが元商社マンの方と同席しました。
その方いわく「仕事柄、世界を飛び歩いたけどここが一番気に入った。だから
退職した今はここを永住の地に決めました」といわれ、
なぜこの陰鬱な都市が好き?
自分は初夏のバンクーバーを知らないから、
冬を犠牲にしてまでも、それどほすばらしい夏が心をこの地にとどめ置くのかなぁ・・・と
勝ってに想像しましたが、
本人にはあえて聞きませんでした。
ただ、冬でも傘を差すか迷う街、

そこに一つの秘密があるように感じました。

  ★ 終電車 忘れず傘を 持て降りる やまない雨に 一露の恵みあり


忘れた傘



普段、忘れっぽい自分はよく傘を忘れてきます。
だから300円の傘しか買わない。
忘れる場所はどこでも、
ただ駅のホーム、電車内がなぜか詩情的。だから駅の情景を詠う。

降りやまない雨が傘を忘れさせてくれない。
過剰な雨にも、その恵みが一時わかるときがあります。
見方を変えれば、逆も真なり? ということかな。



  ★ まわり道 いつもの店は なくなりて 更地の上に 日は暮れてゆく



最近は食べ物屋さんの浮沈が激しいです。
いつのまにか暖簾が変わっています。
うどん屋さんが焼肉とか。

変わった看板、夜間電飾であるほど、回り道の目印になります。
夜は暗いし車では通り過ぎてしまいかねないですからね。

なじみの店もあります。
あの店は絶対なくならない、と思っていた老舗でもある日なくなっていました。

更地になって、もう回りみちの目印にもなりません。

でも記憶、思い出とは不思議なものです。
「あの更地にあの店があったんだ」と懐かしむ心そのものが実は目印でした・・・

でも新しい店ができれば、
そこで記憶は途切れ、新しい店が目印になって馴染んでゆく、
人の生き死にも同じですね。

  ★ 窓越しに 洗濯物の 揺れていて たまに止まれば 心に返す波



風に揺れる洗濯物
(写真で残す都筑の風景-さんから拝借)


なんでもない洗濯物が揺れているのはごく日常的なものですが、
そんな揺れるのが当たり前の洗濯物がパタリととまったりすると、
ふと、胸騒ぎするときがあります。

考えてみれば、止まることを想定していなかったのです。
想定外が起こると、無音の世界、パントマイムな世界がひろがり、
あのソドムとゴモラの人たちのように、
石になってしまう感覚が襲います。

でも、それが過ぎると、きっと穏やかな日常が戻ってくるんですよね?



  ★ 早朝に 挨拶を交わす 散歩人 夕方に会えば なぜか無言で



見知らぬ人でも早朝の散歩のときは自然と挨拶や言葉が出てきます。
登山と一緒で人が少ないほど身近に感じられ言葉が飛び交います。
まるで同志のようです。

その同志だった散歩人が
夕方ばったり出会ったりすると、
時にはばつ悪そうに無言で過ぎ去る人もいます。

日中はもう外は人であふれ同志ではなくなったからでしょうか?

話は少し飛びますが、
戦争のとき最初に打つ弾は空や斜め方向を撃ったりするそうです。
一部の人を除いてたとえ戦争でも人を殺すのは後味悪いですからね。

でもひとたび仲間が撃たれると人が変わったように相手めがけて弾を撃ち始めます。
そこに仲間、同志の仇を討つ・・・という大義名分ができるからです。

イヤな言い方ですが、
「早朝の散歩」も同じ仲間同士で挨拶を交わす大儀名分かもしれません。
ちょっと考えすぎかな?



  ★ ナツメヤシ 激しく揺れる 一年忌 君鎮まれと 墓前に悼んで


シュロ



正確にはナツメヤシではなくシュロですが同じナツメヤシ科なのでそうしました。
これは五七五の俳句で完成されているのですが、
短歌的な情調を添え詠いました。

たまたま親族の世話になった方の一年忌、
墓地の側のナツメヤシが激しく揺さぶられていました。
読経も聞こえないほどです。
空は真っ青な蒼穹でした。

なんでそんなに揺れるの?
ガンと戦い苦しんだ闘病生活、
そして「もう少し生きたい」といい
一筋の涙が目元から流れました。

まだ現界にいるのですか!
もうナツメヤシを揺らすのはやめましょう・・・

ひたすらそう願いました。


  ★ 窓明かり 隣の家も その先も 等しく照らす 灯の温もりよ


なんか偽善者みたいなもの言いで気が引けますが、
素直にそう思います。ともし火は暗闇から開放してくれる最初の平等主義だと思いますから。



  ★ マグカップ 微かな波紋の ひろがりて 水を飲む猫の 舌打つ音


うちの猫は水が大好き、
しかも人が添えた水が大好き、
冬は手が冷たくなるので、専用マグカップで飲ませます。

だから何よ?
という訳ですが
芭蕉の「古池や 蛙飛び込む 水の音」の二番煎じをねらった?
だとしたら駄作かも・・・・いや、気味悪いが正解かも・・・です。


  ★ 結末の わかりすぎる 小説が 程よい眠りを さそう週末



難しく読むのはやめよう、
歳をとるとそう思います。
ドラマもあらすじがわかっているほうが気楽に視れる。
ということです。
もう人生において、実は単純なことでも、
自分自身が難しくしているのだと、やがてわかってくるからでもあります。


  ★ 満月の 夜に残れる 空の跡 


 これはもう五七五の俳句でよいのでそうしました。
後、続けたら駄文になってしまいそう・・・



  ★ 吹雪く日は 遠く思い出す ヒマラヤの 小麦色した コダリの娘


ネワリ族




目が大きくて、小麦色した肌で、真っ白な歯のいかにも健康な若い娘、
ネワリ族のその娘はトレッキングルートにある民宿の娘でした。
だから片言の英語、人なれもしています。
でも、一緒にいると楽しかったのです。
道草してしまいました。

あっちではいい仲になるともう逃げられません。
たとえ外国人でも(年貢の納め時とはこういうことかな)。
逃げたら殺されます(40年近く前のこと)。
学生のころ、ユーラシアを旅した思い出の一つです。

以下は若いころ作った短歌を幾つか。
恥ずかしくも恋の相聞歌もあります。
自分のことや空想、
なんかごちゃ混ぜです。

忘れないうちに残しておきます。



  ★ 冷たさの 見えない海に 漕ぎ出でて わななく君の 唇を盗る


実はシラス採りの舟でした! 笑


  ★ 二人して 各駅停車に 揺れるとき 枕木の数ほど 君は笑いて



枕木


実はローカル線好きの自分でした。



  ★ 朝焼けの ホテルで目覚める 再会の ただ塊に泣く 君を抱きしめて



う~ん、これは空想?


  ★ 街角に スプリングコートの 華やいで 手を振る君は 僕のビーナス



ビーナスなんて美化にもほどがある。ただ流れに沿ったらこうなった。

そういえば、そんなときもありましたね、かな。
七~八十年代、未来に暗い影はありませんでした。



  ★ 西の空 どこまでも赤い 残照の 光差す村 君います都



青春のころは、ホントそう思えるから不思議なもんです。
今のこの醒めた気分はなんだろう?

実は恋とは厄介なもので、
この歳になって必要もなくなったので別な意味で開放感があります。

でも、不惑の恋をしたらどうしよう・・・

と思うのは、要らぬ狸の皮算用でした 笑。

あの、短歌に少しでも興味もたれる方、
よろしかったらどの歌が良かった、ダメだったとか、
コメント・感想頂けたらありがたいです。

自分の歌がどのように受け止められているのか?
知ってみたいのです。

今、一つの目標があります。
それは皇居の「歌会始」に入選すること。
今年からチャレンジです。
今年のお題は確か「野」でした。

ですから、どなたかコメント書いてください。
教示してください。
お願いします。


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2017年5月8日更新

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