3D京都

いにしえの京都を3DCGで再現します。史話、短歌も詠みます。

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東寺五重塔を3Dで作ってみました。

京都の風景と言いますと、
新幹線の車窓からも見える東寺五重塔がすぐ思い浮かびます。
時代劇の借景にもよく使われ、
洛中洛外図もこの塔から俯瞰して描いたものと言われています。
(クリックすると大きくなります)

東寺五重塔全体



東寺自体は平安京鎮護のための官寺として延暦15年(796年)ごろ建立され
それから二十数年後の弘仁14年(823年)には、真言宗の宗祖である空海(弘法大師)に嵯峨天皇から
真言密教の根本道場として与えられました。
寺域は八町分(800m)もあった大寺院でした。

西寺俯瞰図
西寺の復元図(梶川敏夫氏作画、京都市埋蔵文化財調査センター)、東寺とは五重塔の位置が違うだけでした。



空海入寂の3月21日にあやかって、
毎月21日に骨董品(陶器の食器や花瓶)や食べ物の店が並ぶ「弘法市」は
よく知られていますね。

同塔は文永7年(1270年)に不審火で焼失、
その後再建され、あの京が焼け野原になった応仁の乱も何とか焼けず生き残り
永禄6年(1563年)惜しくも落雷により再度焼失。
その後再建と焼失(寛永十二年(1635年))を経て、
現在の塔は、寛永21年(1644)徳川家光により再建されたものです。
創建時より五代目の塔になります。

文献等によると幾度も雷火や台風、地震に見舞われ相輪が破損したり
塔自体が傾くなど、、
その都度、修理を繰り返してきました。

西寺が早くに失われたのに対して、
東寺が残ってきたのは、
空海さんの弘法信仰に支えられてきたからでしょうね。

15世紀末から16世紀末にかけて戦乱が続いた戦国時代、
この東塔は、
京に入京、凱旋する諸大名たちの目印であり、
塔には旗印が掲げられたとも言われています。

平安時代、百塔の都ともいわれた京も
戦国時代、「法華一揆」でまた大きく火事で焼け、
八坂の塔や東寺塔が残るぐらいでした。

創建当初の塔の高さはわかっていません。
ただ塔の基壇は現在も同じ位置にあり、
現在、57mと日本一の高さを誇る規模は
創建来からほぼ同じ高さだったと思われます。

さて、
現在の塔を間近で見ると、
木組みの太さが際立ちます。
壁も板壁のみで彩色もされておりません。
地味な感じ。
寛永の再建時から白木のままの塔だったんですね。

東寺五重塔外壁
白木のままの簡素な板壁


室町時代の延徳3年(1491年)に再建された講堂の方は
朱塗りの柱に白壁ですから、
こちらは創建期の名残を残しています。

なぜ、五重塔も朱塗りで再建しなかった?

その理由はわかりませんが、
今回の3D作成にあたっては
創建時の朱塗りの柱、白漆喰にしました。

ただ、外観・形とか不明なので、
寛永に再建された現在の塔の図面に基づいて再現しました。

東寺五重塔全体3D
京都盆地に立つ五重塔



東寺五重塔斜めから
その斜めからの塔


東寺五重塔斜め拡大
さらにクローズアップ



ですからおそらく創建時の塔は
現在の塔のような屋根の反りも深くなく、
最上部・五層目の屋根の立ちも低く、
全体に角ばった塔身だったと思われます。

それでも、朱塗りの白壁にしたので、
平安京時代の雰囲気は出ていると思います。

それにしても、くどいようですが、
なぜ、朱塗りにしなかった?
正直、無骨な外観・・・・

再建時の予算が足りなかった?
急ごしらえだったから?

考えは尽きねども、
ただ言えるのは、
寛永期は平安朝の復興を果たすため、
多くの堂塔が再建されましたが、
その一つが東寺の五重塔であったこと。

別の意味で、
今に多くの文化財を残した寛永時代には感謝しなければ、
と思ったりしてます。


彼方に小さく大極殿
5キロ先彼方に米粒ように大極殿が見えます。わかりますか・・・・・


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2017年5月8日更新

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