3D京都

いにしえの京都を3Dで再現します。短歌、史話、公家さんも書きます。

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「整理部記者」という存在

私は20代の頃、ある地方紙の記者をしていましたが、
今に至るまで新聞不信というか、マスコミが嫌いになってしまった面があります。

あるときは、現地取材の場所取りで記者同士で罵りあいの口喧嘩、
とくにNHKと朝日は傲慢な振る舞いで、
地方紙などバカにしきっていました。

記者という存在は平社員でも、
○○新聞記者という名刺一枚だけで
どこへでも土足で入っていけるという錯覚に陥ってしまいます。

ですから、「無冠の帝王」気取りで、
プライベートなら相手にもしてくれない大手企業の社長さんに対してでも
上から目線で取材する(記者みんながそうではありあせんが)ところがあります。

だから記者というのは嫌われています。

世の中には、「知らない方が幸せ、社会もうまく回る」、ときに、「この秘密は墓場まで持っていこう」という
現実がありますが、
記者はその現実を暴きます。スクープを求めます。

たまに取り上げた記事が世間の役に立つときがあります。
そんなときは嬉しかったです。
でも多くはセンセーショナルに取り上げ、
社会問題の本質を捉えるのではなく、いたずらに読者の感情を刺激し、
社会の混迷を深めさせていくだけ・・・という側面がありました。

新聞はじめマスコミ報道は情報(ときに恣意的情報)は流すけど、
その取り上げた問題の解決策、対案は出しません。一方通行です。

実は新聞社など解決策は出せないのです。

これは自分も記者で飛び回っていたとき、
常に持っていたフラストレーションですが、
いろんな情報をかき集めても、
自分自身は何も生産する側ではなく、自ら生むわけでもない。、
実業の現場で汗をかくという達成感がないのです。
ただ得た情報を浅く広く伝えるだけです・・・
だから対案の出しようがない。

おそらくマスコミの業界人は
世間一般でいう「仕事をする」という感覚はないと思います。
言い方は悪いですが「浮き草稼業」なのです。

そして、その一端を担っているのが新聞社の内官ともいうべき「整理部」。
ここは記者の書いた記事の校閲、チェック、見出しを付けるのが仕事です。


新聞見出し



一般記者が外勤ならば、整理部記者は内勤。
そこには複雑な感情が絡んでいます。
外回りの記者は社内にこもり、見出しだけをつけている整理部の人間を見下し、
整理部は整理部で、その意趣返しとして、
足で稼いできた記事の内容とは違う見出しを付けてしまう。
それに文句を言ってくる記者には、「口出しするな、整理の管轄だ」と冷たく突き放す。

ますます整理部は意固地になって、時に記事を矮小化した見出し、
逆に記事を大袈裟に、ミスリードして世間を扇ぐような見出しをつける。

実は現場の記者など、世の中の現実など知っているから、
綺麗ごとの記事など本当は書きたくない。ただ編集長から干されるのが怖いから、
社風にそった記事をかく。
でも、その編集長自身もそれは承知済みだから、
書きたい記事は週刊誌で・・・となる。

一方、整理部は内にこもり、
いかに読者を惹きつける見出しをつけるか、
に腐心し、それが高じて社会を煽る、扇動することに快感を感じるようになる。

外回りの記者と整理部、そして読者、
これら三者間で情報の遊離、乖離が生じ、
引いては、それが社会の混迷を深め、問題の本質を曇らせてしまう結果になり兼ね
ないのが報道社会の恐ろしさです。

市民が十人集まれば、その中の一人は考え方の右・左は関係なく、
他人の意見など耳に入れず、自分の考えを100%正しいと信じて疑わない確信的人間がいます。

それは当然、新聞社・マスコミにも存在し、
実はその確信的人間たちに報道がリードされてしまう面もあると
私は思っています。
自分も含め世の中の人の多くはどっちつかずのノンポリであり、「長い物には巻かれろ」だと思います。

本当にみんな喰えなくなったら別ですけど。

少なくとも私が接した整理部の記者は、
記事のあら捜しに悦を感じ、言い方は悪いですがどこか「宦官」のように
ネチネチして一人ほそく笑んでいました。
もちろん、博識で即座に誤りを指摘してくれる素晴らしい整理部記者の方も
いたことは付言しておきます。



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