3D京都

いにしえの京都を3DCGで再現します。史話、短歌も詠みます。

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京都御所の移り変わり

京都御所へ行くと何ともいえない清浄感に満たされます。そこで今回は御所の変遷について写真を交え書きたいと思います。御所は春と秋の年二回一般公開されますが、奥にある皇后宮御殿、さらにその奥の飛香舎が公開されることはありません。しかし、その飛香舎こそ平安の古制を一番残しているといわれる場所です。飛香舎(ひぎょうしゃ)は、平安内裏の後宮の七殿五舎のうちの一つで、清涼殿の北西に隣り合った位置にあったことから、やがて平安中期以降中宮や有力な女御の局になった、という由緒ある殿舎です。ちなみに『源氏物語』でも、藤壺の中宮が飛香舎を局としたことで知られています。その飛香舎の写真。写真は朝日新聞出版刊「京都御所」より転載させて頂きました。この本はコンパクトで普段見られないような御所の姿が映し出されています。お薦めです。
飛香舎1
いかがですか?たおやかないい感じ出てますよね。ヨーロッパの石の宮殿とか見た後は余計そう思いますね。口直しなんていったら失礼かな。この広い御所も現在は一部の建物しか残されていません。明治以後の他所への下賜や太平洋戦争中の疎開による一部取り壊しがあったんです。それで戦後、渡り廊及び付属建物が一部ですけど復原されました。復元前が、
京都御所修理前
こんな感じで火事の類焼を防ぐため御殿間が飛び飛びになってますよね。御所の良さといったら、お庭の中を渡り廊下を伝わって次の御殿へ、また次の、といった連続性がいいんですけどね。で、復原後が現在の姿です。復原図と各御殿の名称図を続けて載せますね。なお、御所の復原前後図は「京都御所渡り廊及び付属建物復原工事報告書」(宮内庁京都事務所刊)に掲載されていたものです。
京都御所修理後
現在の御所
だいぶ御所らしくなってきましたね。それでも江戸期の頃と比べて全然閑散としてます。幕末までは紫宸殿から一番奥の後宮まで渡り廊下で繋がっていたんですね。 戦争中の建物疎開の写真もアップしますね。
疎開後の御所
お常御殿の渡り廊下、とか、
疎開で壊された武家玄関
宮中付きの武家たちの玄関も壊されました。戦争中ということで仕方ないと言えばそれまでですが・・・
なおこの疎開写真も同じく朝日新聞出版刊「京都御所」より転載しました。同じ朝日新聞出版からは大型写真集「京都の御所と離宮」(写真・三好和義)が出ています。自分もどうしてもほしくて買いましたが、ひょっとして二度と出版されないかもしれない・・・と思えるほど素晴らしい写真の数々です。後、御所関係でいえば、建築史の上で藤岡通夫氏の「京都御所」は必携の本だと思います。確か最近、復刻されたと思います。ちょっと余談でした。戦時中に壊された部分の図を載せますね。黒い部分が疎開で撤去された部分です。
戦時中に取り壊された建物
少々わかりずらいですかね?これで見ると現在の台所跡には長局や公家・武家関係の役所・控え室など多くの建物があったんですね。次に幕末の珍しい写真を載せます。内侍所
内侍所といって、代々、宮中で守ってきた三種の神器の一つ・八尺瓊勾玉を奉祭している場所です。ここには現在大正時代の大正天皇即位式に建てられた春興殿があるだけで、実際自分もここから御所の南東門である建春門までの空漠とした空地を見ると惜別の思いが出てきますね。もう一枚は女嬬の部屋、要は下級の女官たちの宿舎ですね。袴姿の武士は頼まれてポーズをとっているんだそうです(笑)。
女嬬部屋
現在の御所の姿は寛政度(1790年代)の故実家・裏松固禅の研究に基づいた平安の古制に近づけた内裏で、その後の焼失後も安政度(1850年代)に同じように建てていますその安政度のものが現在残っているんですね。最後に幕末の頃の御所の指図を載せます。現在と比較してみるのもいいですよ。
慶応度内裏


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2017年5月8日更新

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