3D京都

いにしえの京都を3DCGで再現します。史話、短歌も詠みます。

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本のご紹介

きょうはご本を紹介したいと思います。

本のタイトルは「近代京都における小学校建築」。
つい最近出版されたばかりです。

著者は川島智生という方で、
1957年広島県生まれ。1998年京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士後期課程修了。神戸女学院大学講師、京都大学研修員を経て、現在は京都華頂大学現代家政学部教授。専門は日本近代建築史だそうです。

ミネルヴァ書房から刊行されていて全380ページ。

お値段は7560円ほど。専門書ですから少々高いです・・・

表紙はこんな感じ、
近代京都における小学校建築

内容を簡単に触れると、

日本初の小学校制度を発足させた京都で、小学校建築はいかなる変容を遂げたのか。京都の小学校は、最初は擬洋風、明治半ばには近代和風、大正後期には鉄筋コンクリート造、昭和10年代は標準設計の復興校舎へと変容を遂げたが、いずれも日本の小学校建築をリードした。本書は、小学校の原点ともいえる京都の校舎を辿ることで、近代日本の小学校建築史を解明する初の試みである。

そのまんま、アマゾンから引用文です。

明治維新、
京都に番組小学校(ばんぐみしょうがっこう)という学区制の小学校群が創設されました。
当時の京都の住民自治組織であった「番組(町組)」を単位として全体で64の小学校がありました。

この番組小学校は、
1872年(明治5年)の、国家による学校制度(学制)の創設に先立つ、日本で最初の学区制小学校でした。

と、ここまでは教育制度の歴史的意義と説明ですが、

私にとっては、とても新鮮で、以前からこんな本があったらいいなぁ・・・と思っていた本の一冊だったのです。

どこが?
と言いますと、

幕末、明治維新当時、京都には多くの宮家や公家、そして各藩の屋敷が存在しました。
しかし、幕藩体制の崩壊、公家等の東京への移住にともない、
それらの住居、屋敷は空き家になってしまいました。

では、その空き家群はその後どうなっていたのか、
断片的には自分も把握していましたが、

今回、「近代京都における小学校建築」のなかに一つの答えがあったのです。

たとえば、64校あった番組小学校のうち、少なくとも14校は上述した公家屋敷などを転用し、
建物もそのまま、あるいは移築して利用されたそうです。

その沿革が学校毎に、創設当時の古写真を交えて記してあるのです。

幕末のお城の古写真などは書籍でも多く見かけますが、
当時の公家屋敷の写った写真など、とても珍しく貴重なものです。
自分も興味津々で眺めました。

NHKの大河ドラマ「篤姫」にも皇妹和宮のお付の典侍として出ていた庭田 嗣子の実家である庭田家や
その子孫が今上陛下ともご学友である橋本家、摂家の一条家、
あるいは皇后宮の御里御殿など何れも初めてみるものです。

きっと、著者の川島さんが脚で丹念に資料を探し回った労作だと思います。
著者に「規律、礼!」です。

専門書ですので一見取り付きがたいイメージがありますが、
今までなかった京都の幕末維新を新たな切り口で捉えていて、
建築などに興味がある方には是非おすすめです。

以上、本の紹介でしたが、
付録というか、4月に入り桜のシーズンです。
やっぱり桜は綺麗ですね。

しみじみ一首できたので載せちゃいますね。



  ★ 降りしきる 雨に桜は 八分咲き 満開の前の 慈雨のごとくに


と、作ってみたものの、イマイチな感じもしたので、
手直ししてみました。

その修正後の歌が、


  ★ 桜花 八分咲きにして 降る雨は 満開の前の 慈雨のごとくに



どうでしょうか? こちらの方がしっくりくるかな?

後学のため、どちらの歌い方がいいか、
コメント頂けるとありがたいです。 


桜



たまたま今週は雨がちですが、もう満開寸前です。
このまま雨、風雨に晒されたら、花が散ってします。
ただでさせ、短い開花期間なのに・・・

と、つい、心配してしまいますが、

「でも八分咲きだったら、まだ蕾も強く張っていて雨にも大丈夫だろう、雨の方も桜に気を使って
満開の前に降ってくれるんだ」と、かってにそう思い込みました。

ですから、八分咲きに降る雨が、
まるで満開に咲く前の露払い、慈雨にも思えたのです。

それにしても、
普段、深い木立のなかに隠れている桜が、
薄紅色に咲き出すと、ここにも、あそこにも!
と、いたる所に見つけます。

まるでホタルを見つけたような喜びです。

現代の日本は都市と田園の境がなく、
電柱や広告に囲まれ、コンクリートや 金属、サイディングボードなどの新建材で覆われた
無機質な、無個性な、無国籍な、そして統一感のない雑然とした、決して美しい町並みと大地
ではありませんが、

そこに桜の並木が満開になると、
不思議と雑然とした風景が全然気にならず、
かえって、それゆえに桜の花を惹き立てているのではないかと、思うほどです。

四月、桜の咲くほんの短い時、日本は限りなく美しいと思います。


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2017年5月8日更新

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