3D京都

いにしえの京都を3DCGで再現します。史話、短歌も詠みます。

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金閣、その美しさの源泉

前回、金閣・北山第の記事を書いてから年を越えてしまいました。ブログ冒頭に広告まで掲載されてしまいました。

なんで? といわれれば、要はズボラということなんですが、

それでも言い訳がましく幾つか理由を言います。

あっ! その前に、最近、自作短歌を作ったので、カテゴリーの「私歌集」に追加しましたので
もし、よろしかったら覗いてみてください。

まず、金閣の3Dから作成をはじめましたが、
今回は建具も含めた室内空間の作成も合わせて作成に取り掛かりました。

で、室内を想定した3D手法の変更、

意外と金閣の二層屋根作りが難しかった(そこが、美しさの源泉に繋がります)

主とした3Dソフトを他のものに変更した。

パース、静止画からアニーメンション動作、動画への一連操作の習得、

アニメーションにレンダリングをプラスした綺麗な動画の製作方法、

一人で簡易にかつレベルもそれなりに、かつ時間短縮でどこまで3D再現できるのか?

3D製作自体の新たな方法の模索と試行錯誤、

そして、それらあわせて、要はお勉強、横道に逸れていました。

でも、おかげでというか、自分なりの手法と方向性が見出されてきたので
良かったなぁ、と自己満足してます。

それにしても、3D+記事のブログ更新は、毎日は到底無理ですね。
ちょっとした日々の出来事とかだったら、まだ継続して掲載できると思いますが、
それでは3Dブログの名折れになってしまう・・・・

悶々とするなか、
ブログランキングの上位を覗いていくと、ペットの面白おかしのブログや日々の生活を毒舌とコミカルなタッチ
でかいているブログなど結構みかけますね。

自分ちにも猫2匹(以前は4匹いた・・・二匹は天国へ昇天)とゴールデン犬一匹飼ってますが、
じゃー、自分も!・・・といかないのが世の常なんですよね・・・

まぁ、愚痴は以上でおしまい。
管理人はこれからも黙々と、そして遅々と言い訳と戦いながら書いていきます。


で、記事タイトルの「金閣、その美しさの源泉」と、
またまた大層な題名を揚げてしまいたぁ・・・

素直に「金閣を3Dで作りました」としておけばいいのに、ね。

おまえ何者?と、突っ込まれそうですが、

3Dで作成しているなかで、実際、感じたことをタイトルにしたら、こうなりました。

さて、やっと金閣3Dの紹介に入ります。
幾つか失敗した部分もありますが、もうどっぷり金閣に漬かりましたのでもう切り上げ紹介!

まず南側正面から見た金閣。(以下クリックすると拡大します)
金閣南側
(南側正面から見た金閣)

金閣を見学された方はわかると思いますが、現地・金閣寺境内の金閣は南正面からは眺められません。
鏡湖池を南周りに巡る小路が通行禁止になっているからです。ただ、特別拝観のときとかは別かも。

従って本物が見えない代わりに3Dで拝見。

ついでに建具のない金閣を一枚。
今回は室内も作るということで、建具のすべて可動式にしました。
金閣南側(建具なし)
金閣南側(建具なし)

で、失敗の一つ、
究竟頂という三階の花頭窓には障子が付いていますが、どうも透かし度が強すぎて、障子というよりもスリガラス
になってしまいました。
それから三層上の方形屋根ですが、何と!庇を支える垂木が上に伸びている・・・・
失敗しました。それでも一応、鳳凰が空に飛翔するがごとく表現した・・・という解釈でとりあえずノーコメント。
図面上の側面図を見るとはっきり云って判りにくくかったです。屋根の層も厚かったですから。

で、次が「金閣、その美しさの源泉・・・」のタイトル名の元に感じた金閣二層目の大屋根。
隅棟の角度
(金閣二層の屋根形状)

掲載パースの屋根の四辺隅の角勾配を見ますと、まず二階潮音洞から伸びた辺のラインは角度が30度。
そして四辺隅棟の合わせ部を見ると45度。
始めの30度から途中、カーブを描くように45度に可変しているのです。
最初、自分は例のごとく45度角だと思い込み作りましたが、現物写真・図面と比べて、その違いが後で
わかった次第です。
さすがにこの部分は作り変えないと、金閣とは別物になってしまうので再度造り直しました。

そこで、自分なりに思った「金閣、その美しさの源泉」が、この二層屋根にあったんだ!、と考え至ったんです。

金閣といえば、その美しさは、当然、金箔に覆われた豪壮さをまず連想しますが、それ以外にも、鏡湖池と松・石組みといった美しい借景との調和。そして建物そのもののプロポーション。

そのプロポーションの要といえるのが、この二層屋根だと思うんです。
もし正方、長形を問わず、四辺が45度の通常角度であったなら、単なるタワーや城郭天守閣のような層塔型重層建築に
なっていたと思います。

もし、金閣が層塔型だったら?・・・現在見るような優雅な楼閣にはならなかったと思います。

二層目屋根を作り直しながら、その30度から45度に可変する屋根のベジェ曲線そのものが、
「金閣、その美しさの源泉」なのだ、と自分は理屈抜きにそう感じたのです。

やっとタイトル名の記事にたどり着きました。

もう終わりという訳にもいきません^-^。

あの、屋根の葺き方なんですが、
実は実際は杮葺きで、もっと渋い茶・グレー系で茶室風の近世楼閣に多いですが、
今回は桧皮葺にしました。
だからちょっと格式ばってしまったかもです。

再度、杮葺きの屋根に変えて見ようかな?とも思うのですが、
どうしようかな?(自分の使っている杮葺きのテクスチャでは?、ということです)

ちなみに、外国の黄金寺院といわれる建物を二枚掲載します。
黄金寺院 
(シーク教の聖地の黄金寺院)

これはインドのシーク教の聖地の黄金寺院、自分も現地で見ました。ゴールドだけでなく、
過剰なほどの彫刻・彫金装飾に溢れた素晴らしい建築でした。

それとタイ王宮の寺院。
これも素晴らしいです。
ワット・プラケオ
(ワット・プラケオ)


これらを見た後だと、金閣は思ったほど派手ではありません。
何らかの抑揚が働いています。

覇王になろう?とした義満でさえも、それなりの審美眼を持っていたともいえます。

それと美しい森と池・庭と調和した金閣は、金箔と優雅さが同居した、日本独自の美しさ
なんだろうなぁ、と思いました。

でも、外国人から見た金閣について、
「黄金の建物に何で木の皮を屋根に葺いているの?」と、どう感じるんでしょう?

さて、次に南東側から見た金閣。
普段、もっとも見かけるお決まりの位置からです。
本物の金閣は鏡湖池の背後に隠れています。
金閣と鏡湖池
(金閣と鏡湖池)

次に東側から。
これも金閣の見学コースからよく見えますよね。
金閣東側
(金閣東側)

東西方向には妻戸(開き戸)がありますが、現地で撮った写真を見ると煤けたこげ茶色。
そこで新調しました。写真の通りです。左が従来からの妻戸、右が新調品。
新旧妻戸 
(新旧妻戸)

あの細部を見ていないのでわかりませんが、
金閣の飾り金具(釘隠し等)はどんな色だったんでしょう?
金閣というぐらいですから、いまさら金の金具もなぁ・・・という感じで、
やっぱり黒漆した金具だったのかなぁ・・とか、あれこれ思案しております。

次は北側、
金閣を見学した方が一番真近に見れる位置ですね。そして一番地味な建物面・・・・
自分もパチパチ撮りました。
金閣北側
(金閣北側)

そして西側、付属屋(舟着場?)のある側。とくに解説はありません^-^。
金閣西側
(金閣西側)

で、鏡湖池越しの南西から。
こちらの方角も現地では見れません。

付属屋がちょっと雁行した感じでなかなかいいですね。
金閣南西側
(金閣南西側)

合成写真もどうぞ。
本物の金閣は後ろに隠れています。
南西からの金閣と鏡湖池
(南西からの金閣と鏡湖池)

後、室内編ですが、
これは近日中に動画でアップする予定です。

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コメント

京冒険家さま、コメントありがとうございます 

京冒険家さま

コメントありがとうございます。
相互リンクの件ですが、
当方でもリンクさせて頂きます。

京冒険家さまのフログも拝見しました。
動画を使ってわかり易く、しかも、京都を
いろんな角度からとりあげていて楽しめました。

自分は京都在住ではないので、
生の京都情報は助かります。

最近は京都の社寺も内部が非公開の所がかなり増えました。
古建築の3D製作を目指している者からすればとても残念です。

改めてコメントありがとうございました。







リンク
  • 梅のコージ 
  • URL 
  • 2014年01月23日 17時01分 
  • [編集]
  • [返信]

 

管理人様、はじめまして。
『京都 私的パワースポットランキングbest10』
というブログを運営している、京冒険家と申します。

3D金閣寺の画像、拝見させていただきました。
前回見に行ったときは、何も考えずに、
きれいだなあという感想しか持てなかったのですが、
確かに金閣寺は全部が金ぴかじゃなくて、
メリハリが効いていますね。
また屋根ひとつとってもいろいろ工夫されているのですね。
そんなことあまり考えたことがなかったので、
今度見る時にまた違った視点で
鑑賞できそうです。

貴サイト拝見させていただいて、
素晴らしい内容でしたので、
さっそく当サイトの右側リンク集に追加させていただきました。

■ブログ名
京都 私的パワースポットランキングbest10
■URL
http://kyotom.com/
■内容
京都のパワースポット、神社仏閣、観光地、名所、グルメなどを
リポートして、動画や写真を添えた文章で紹介しています。

もし、よろしければで結構ですので相互リンクしていただければ嬉しいです。
唐突ですが、ご検討いただければ幸いです。

コメントありがとうございます 

Kazzさま

コメントありがとうございます。

「奥深い考察と3Dの融合が素晴らしいですね」といわれて恐縮です。でも嬉しいです励みになります。

実はレンダリングの件ですが、今回の3Dモデルは素材を貼り付けたレンダリング前の状態です。

レンダリングについては、現在、お試し期間のアプリで検証中、アニメーションも、ただ戸が開くだけでなく、たとえば鏡湖池を舟が漕ぎ金閣に着いて、義満公が舟から降りる、みたいな動作ができる、アニメーションアプリを確認済みですが、さぁ、これからが本番です。一連の自分なりのスタイルが完成したら、ブログへのアップも効率よくなると・・・は思います。

それでは、またブログをみて頂いたら幸いです。
  • 梅のコージ 
  • URL 
  • 2014年01月19日 11時25分 
  • [編集]
  • [返信]

 

はじめまして、Kazzと申します。
ちょくちょく拝見させて頂いてます。
奥深い考察と3Dの融合が素晴らしいですね。
ブログにもあるようにレンダリングの感じが変わり、以前より格段に良くなったと思います。室内製作も行うのでは中々の大作ですね。
3D製作とともにブログを更新し続けるのはいささか骨が折れると思いますが、楽しみにしています。
是非頑張ってください!

  • Kazz 
  • URL 
  • 2014年01月17日 22時18分 
  • [編集]
  • [返信]

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Author:梅村京一朗
(けいいちろう)、
寝つきの悪い夜は、いにしえの京を想いながら寝ます。すると鼓の音のように京の日々歳々が甦ってきます。・・・浅き夢みし男のブログ語りです。

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