3D京都

いにしえの京都を3DCGで再現します。史話、短歌も詠みます。

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ユーラシア大陸一人行 vol.9 目は口ほどに物を言う 横道にそれた編

vol.9では北インド編を書く予定でしたが、あまりにも横道にそれ、しかも、長い文章っになってしまったので、申し訳ありませんが、「vol.9 横道にそれた編」として掲載させていただきます。あしからず。

旅もvol.9となりました。後二回ほどで済ませようと思っていますので、本来の「3D京都」に戻るまでもう少しお待ちください。ホントに中年男の「自己満足&呟き」には困ったものです。でも、これで自分なりに整理がついて、「3D京都」に邁進できると思ってます。

今回、書いてみて思ったんですけど、ホント、旅で強く印象に残った事だけが点々と記憶に残っていて、それら点をつなぐ線が断線している感じです。バスに乗ったことは覚えていても、どこまでで、幾らかかったとか忘れてしまいました。まぁ、当時の物価だから参考にはならないと思いますけど。

旅日記のように、今朝は晴れてた、何を食べた、こんなことがあったなど、すべて忘れています。仕方ないから、地図を広げ、旅のルートを振り返ってみると、急に思い出したりと、眠っていた記憶が呼び覚まされることもあったりします。

それでも書きたいのは、なぜでしょうね?

では書きます。インド北部編です。

副題の「目は口ほどに物を言う」ですけど、この慣用句は日本ではよく使われるコトワザですが、35年前の旅を振り帰ってみて、この「目は口ほどに物を言う」という観点から現地の人たちの本性や考え方を探ってみたいと思います。

このことは多分に偏見と差別が伴うことなので、いままで書きませんでしたけど、旅を通じて、ずっと思っていたことであり、これこそが日本との違いなんだと、思っていたので、あえて書きます。失礼な!と思われた方には申し訳ありません。

今、書きながら、ふと、思ったことがありますので、また脈絡なしですが、ヒッチハイクのこと書きます。

30年程前から1980年代後半頃までは、国内でも普通にヒッチハイクしてました。自分も伊豆半島をグルリと回ったとき、三人のドライバーの方に乗せてもらって、無事、周れたことを覚えています。当時、ヨーロッパでも、アメリカ(アメリカが発祥かも?)でもヒッチハイクは金のない若者の移動手段として、それなりに認められていました。さすがにアジア地域はなかったですがね(車もすくなかったし)。それが今はどうでしょう?、関わりになりたくい、乗ったら何されるかわからない、忙しくて乗せるどころじゃない、もっと言うと「バカなことやってるなぁ」と、言われるのがオチでしょう。

30年前はのどかっだった、といえば、それまでですが、社会は高度化し進歩してるのに、逆に人々の意識は過剰なまでの自己防衛、社会も人の心も萎縮している空気を感じます。戦後、黒部ダムが造られたとき、100人を越える犠牲者が出ました。でも、責任者を追及する声もあまり聞かれなかったと思います。それだけ困難な工事であることを、一般国民も「仕方がない」と受け止めていました。人命が軽かった、といえば、それまでですが・・・

オスカー・ワイルドでしたっけ?、「世界の新聞(マスコミ)が80日間黙っていたら、世界は平和になる」。この言葉はいいえて妙だと思います。

情報過多の現代は「世の中そんなものだよ」といえばヒンシュクを買いかねません。でも、一昔の世代の人たちは、世の中の不条理を「仕方がない」ものと思い、諦め、忘れようとしていた面があったと思います。でも、その諦念とは、明日はわが身かもしれないし、「お互い様」じゃないか、という人間的な「やさしさ」も含まれていたのではと思います。

世の中、もっと「お互いさま」という気持ちを持つことが大事だと思います。旅をして、何よりもその言葉が似合うのは「日本人」だと思ったからです。

寄り道しました。「目は口ほどに物を言う」について思ったことを書いてみます。

当時、ヨーロッパや西南アジア、インド等を回って、まず一番に見たのは現地、それから旅人たちの「目、もしくは瞳」でした。

一番、理知的に見えた目はドイツでした。しかも平均的にそう見えました(他の国では、すごくバラツキがありました)。一方で堅くて融通のきかない目にも見えました。でも、理知的な目をした人たちが、なぜヒトラーに熱狂的になったのか不思議に見えましたね。男女で較べると、女性の目はそれほど理知的にはみえませんでしたね。かといって「やさしい」目でもありませんでした。男どもより、ある意味、「主体性のない目」をしていました。ひょっとして、あのヒットラーへの熱狂も、女性たちが男たちを巻き込む感じで一気に広がったかもしれません。主体性のない目は催眠術にだまされやすい面がありますからね。

これがラテン系のイタリアやスペインに行くと、理知的な目はすくなりなり、イタリアの男たちは道化た目が多く、その目で相手に対して誤魔化してやろう、という目、小ずるい目、また後先考えない、享楽的にも感じた目をしていました。でも、まぁ、しょうがない、今回は許してやろうか、と、言わせるよな憎めない目もしていて、生真面目な日本人とは、ヨーロッパで一番相性がいい感じがしましたね。ドイツ人だったら、理屈っぽくて息が詰まるかもです。でも、ヤッパリドイツよりも主体性のない目をした男性が多い印象をもちました。女性は男に寄りかかって生きるような、意外と受身な感じがしました。

それにくらべ、スペインの人たちの目は、イタリア人のような陽気さはなく、意外と悲壮感の漂う目をしていました。情熱さはあまり感じませんでした。ジプシー(ロマ人)の方があかるい目をしていました。ひょっとして、ジプシーの明るい目が、スペインは情熱の国だと、錯覚を与えているのかもです。

前後しますが、スイスは人を寄せ付けない目をしていました。オーストリアはドイツほど理知的な目は感じず、のんびりした目で真面目な目でしたね。ただ、相手に引きずられるような目にもみえました。裏をかえせば主体性のない、ということですけど。

フランスはどうでしょう?
実際、この国に入国してみて、周ったヨーロッパ諸国のなかで一番、人種のルツボだと思いましたね。いわゆるフランス語が似合う人は意外と少なかった気がします。
人々の目は静かだけど、ちょっと、ひねくれた目で内にこもるような目をしていました。

ギリシャ人はヨーロッパとアジア系の混ざった目をしていました。イタリアほど陽気ではなく、どこをむいてるんだろう?、みたいな目でした。

さて、トルコに入りますと、騎馬民族の名残か、怖い目をした人が増えましたね。一方、気風のいいお人よしな感じの目も結構ありました。
最後に書きたいと思いますが、人間の目は大きく分けると二つに集約される気がしましたね。

女性の方は気が強く、鋭い目をした人が多いような気がしました。意外とカカア天下が多いかも。

イランへ入ると、人を寄せ付けない目、時に誇りたかく、りりしい目、ちょっと陰鬱な目。笑わない目、に感じました。女性も醒めているというか、男に対して一歩引いた目をしていた感じでした。

アフガンはやさしい目をしたひとと、獰猛な目をしたひととの落差が多きい感じがしました。同じ国に同居して、上手くやっているのかなぁ?と思いましたよ。女性はブルカを被っているのでわかりません。ただ、男から抑圧というよりも、女同士、本性を出して楽しもう、って感じかな。

ある意味、アフガンの女性はブルカを被っている分、自由に街を歩き、パキスタンのような、通りに、男しか見かけないような異様さはありませんでした。

パキスタンの男性の目は一番怖い目にみえましたね。しかも、一様にみんなが同じ方向を向き、一団となって向かいかかって来るような目でしたね。女性は、町自体であまり見かけなかったのでわかりません。ただ、通ったイスラム諸国では一番、抑圧されている感じがしました。

インドの男性の目は、こずるく、おどけた目をしている人が多かったですね。一方で、ボッーとしている目も多かったです。女性はおばさんになると小うるさい目にかんじましたけど、若い女性たちは自分を表に出さない、笑いたくても笑えないような目をしていました。

ネパールの男性は、どちらかというと、セコセコした目に感じましたね。インドの男性よりも自己主張する目にみえました。女性はインドほど抑圧された感じはなく、けっこう、快活な目にみえましたね。ネパールは男より女の方が働き者にみえましたね。

以上、ざっと、書きましたけど、あくまで大雑把な印象です。一人一人違うのは当然です。

ただ、全般的に、とくに感じたのは、一部の理知的で優しい目をしたひとたち(敬虔なイスラム教徒は西洋人よりも人格的に素晴らしいと感じました)と、一方で、その多くが主体性のない、まるで焦点の合わない、極端にいうとロボットと動物的な本能が交ざったような人たち(日本人には少ないタイプ)、そして、やさしさと獰猛さが同居したひとたち。この同居さは、とても日本人には真似できない人たちです。和気藹々としながら、一瞬、気に入らないことがあると襲ってくるような感じです。

アジア地域は貧しいひとたちが多いので、より本性を出した目が多いですが、
ヨーロッパの場合、一度、環境が貧しくなると狩人の目に戻るような、そんな目にもみえました。
スペインなどとくに感じましたね。

80年代後半のアフガンでの旧ソ連に対する抵抗運動(ムジャヒディン運動)は、レジスタンスのような本当の意味で侵攻から祖国を守る抵抗だったと思います。その後アメリカはじめ大国の思惑(ある意味、タリバンやアルカイダを育てたのはアメリカやロシア、中国)に翻弄され、その中で、権力・欲望に目がくらんだ一部の軍閥やその親分たちが、自己の勢力を拡大するため、イスラムの大儀を利用し、前述した、主体性の無い人たちを、ときにお金で、ときに脅して、ときに家族を人質にとって、かき集め、紛争を起こし、テロを行なっているのが実相だと思います。

また、風に揺れる葦のごとく、ある意味、魂の眠っている、主体性のない人たちも、イスラムの大儀にだまされ、目の前のお金(貧しいこともあるけど)に引かれ、吸い込まれていった感じがします。

結局、世の中には洋の東西を問わず、宗教を問わず、一部の敬虔で冷静で理知的な人たち、そして自己顕示欲、権力の行使に喜びを感じる独裁的な人間(最初は理想に燃えていた?)。そして、その時々の権力に媚び下僕となる者たち、また、権力に虐げられ、利用され、考える事もなく、主体性もなく、目先の日々の暮らしに追われる多くの庶民。そのモザイク模様の繰り返しが世界の歴史かもしれません。

この旅を通して、いつでも独裁者を生む風土と危うさ、いかに、考えのない、主体性のないことが恐ろしいことか痛感した旅でもありました。

翻って日本はどうか?過去において幾度か独裁を生みかけた時がありましたが、最後の一歩で独裁を退けた歴史があります。まさに綱渡りの歴史だったと思います。じゃ、どうやって退けることが出来たのか?、と、問われれば、敬虔で冷静で、理知的な人ならわかると思います。

誰とは申しません。思想的なことになるからです。また、旅の手記に似合わないと思いますので。


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梅のコージさんには娘さんが居るのですよね? 私はまだ親になった事が無いので親の気持ちというのも解かりませんし、結婚するほど人を愛するという気持ちもなんとなくしか解かりません。ですからなんとなくですが、今の日本というのは親子の関係というものが崩れてきており全くの他人となっているという風に思います。

例えば何をされるか解からない、と思うような感じになってきているのはこれは人に、人間に信用が無いという事ですよね? 「忙しくて乗せられない」、これは自分さえ良ければ他人はどうなっても構わないという感覚ですし、「バカなことやってるなぁ」というのも人を見下した感覚、つまり人間関係の基本たるものは先輩後輩であり尚且つ親子であるのですが、親たるべき年上や余裕のある人がそういう感覚を無くしてきているように思えます。

ですが反対にヒッチハイク等をする方も、逆に言えば子の範疇を越え始めたと言えるのではないのでしょうか? 例えば「どうしても自力では行けない、困ったなぁ」とヒッチハイクをするのと、「まあ、いつでも誰かが助けてくれるよ」とヒッチハイクをするのとは精神的な観点が違います。前者は子的な感覚ですが、後者はただの甘えであって子では無いと思います。

梅のコージさん は娘さんが小さい時、「あれがほしい、これがほしい」という願いを全て叶えたのでしょうか? 子供が欲しがる物を全て買い与えていては教育にならないのと同様、人生の先輩としては「世の中はこういう物だ、甘えていては駄目だ」と身を持って教えるのも大切な事だと思うのです。そこから責任感というものが生まれると思います。

中東や中央アジアの独裁政治は酷い部分もありますが、翻ってアラブの春を迎えた民主主義の国はどうでしょうか? エジプトでは多数派の名の下イスラム原理主義独裁化を推し進め観光事業をおこなっている人を弾圧し、コプト教徒もイスラム教徒に弾圧されて殺害されています。民主主義とは多数派の名の下少数民族を確たる理由なく殺害する事でもなければ、好き勝手にする事ではありません。

民主主義は権利とともに義務がうたわれます。政治に参画する自由があるのなら当然勉強をする義務があり、自分自身や自分の住んでいる地域だけでなく全体の事を考える責任があるはずですが、では彼等にその責任感があったのか? と思ってアラブの春を見ていました。
  • taka 
  • URL 
  • 2012年12月30日 11時39分 
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