3D京都

いにしえの京都を3Dで再現します。短歌、史話、公家さんも書きます。

 > 2018年10月

京都御所3D現場顛末記 対屋編 その三(3DCG)

何か急に蒸し暑くなりましたね。眠っていたエアコンをつけました。さて、顛末記も、その(三)として3Dに仕上げた東西の対ノ屋を掲載します。中の、明治天皇が住まわれた御局だけでも内部の三間作ろうかと思いましたが、列女伝の絵の内容もよくわからず今回はパス。また何れ作ろうとかと思ってます。折角の3Dだから外観だけの動画でもいいから作り込むのがその醍醐味?かと思うのですが今まで5個ほどしか作っていません。どうして...

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NoTitle * by 梅村京一朗
五反田猫様、
ふと思ったので書きます。

3Dで作ってみて思った一つに、紫宸殿前の南庭の狭さ!です。東西南北に100m満たさないです。これでは儀式の荘重さは演出できません。平安京の朝堂院など500mありましたからね。

寛政の復古内裏で朝廷も頑張ったけど、如何せん江戸期の限界かぁ・・・です。

NoTitle * by 梅村京一朗
五反田猫様コメントありがとうございます。3Dの対屋が実物とどれ程似ていたか? はわかりませんが、長~さだけは実感ですね。

皇后宮御常御殿も完成しましたが、その過程で飛香舎の資料も集めています。調べていくうちに「こここそ平安朝の雅なのだ」と思うほど、その全体構成にシビレテいます。

一つの独立した後宮のための儀式空間。そんな感じですね。

そうそう高御座の資料も集めています。なんか上手に作れたらいいなぁ、と思ってます。ご皇室に不敬になるのでは・・・と、ちょっと心配してますが、紫宸殿にはなくてならない玉座ですからね。

対屋 * by 五反田猫
対屋の3D有難うございます。
左右対称な点は御所らしいと思いますが、こういう長局の建物を見ると江戸期の建物なのだと思います。
平安・鎌倉ですと、建築技術はあっても、暖房の面でこれだけ大きな建物は、とにかく寒くて住めないと思います。
それが畳が出来て、暖房器具も増え、服飾も暖かくなって、大きな建物でも住めるようになったのだと想像しています。

こういう想像も、3Dの映像があってこそです。
文字ではなくて映像の力は凄いですね。