3D京都

いにしえの京都を3Dで再現します。短歌、史話、公家さんも書きます。

Category [ 梅村京一朗短歌集 ] 記事一覧

葬式という・・・はなむけ

大阪北部の地震では五人の死者と300人を超える方が怪我をされ、またインフラや建物被害も発生し、心よりお見舞い、お悼み申し上げます。こちら愛知県でも微かに揺れを感じました。阪神淡路大震災のときも同様揺れました。今回のよりも揺れた記憶があります。自分の住んでいる地域では小さな揺れでも、離れた震源地では大変なことになっている。阪神・淡路大震災以来そう強く感じるようになりました。幸いといったら申し訳ないです...

雑草の森

イングリッシュガーデンを雑草の森と言い換えたら叱られるだろうか?近くで眼科を開業している女医さんも、そのイングリッシュガーデンが大好き。自宅兼医院なので受付までのプロムナードはキンギョソウやチューリップ、コニファーといった草花で満ち溢れている。時には背を屈めて通るときもある。でも、最近は女医さんもお年を召してあまり手入れできなくなった。いつのまにか蔓植物やチガヤ、地面にはドクダミ、アワダチソウとど...

途惑い

御所の3Dを作ってますが、しばし小休止。ここ三日ほど不安定な天気。晴れたと思ったら雨がまた降りだしてくる。そんな天気の間に短歌でも詠もう、そんな気分です。★ 曇り空 ゆっくり乾く 洗濯物 身に付ければ 袖を通す途惑い曇り日だった。それでもせっかく洗濯したものだから干すに越したことはない。半乾きでも風呂場の乾燥機がある。乾燥役は私。自分はコインランドリーに行ったことがない。ただ、噂では大きな乾燥機があ...

アンブレラ

★ アンブレラ 玄関ノブに 掛けられて 引越して間もなき 家族のあり流石にその新築の家の玄関先まで近づくことはヤメた。玄関ドアのノブに傘が掛けられているのを見つけたからだ。床まで届かない。そうか、子供がいるんだ。その子は傘を置いて何処へ行っているのだろう?ひょっとして何かの家族間のサイン?いや、そんなこともないだろう。まだ引っ越して間もなく、慌ただしい様子が何となく伝わってくる。これから、いろんな...

友、遠方より来たる

★ 卒業して いつでも会えると 三十余年 一番の友と 昨日会えり大学に入学して最初のオリエンテーションで隣の席が君だった。最初、どんな会話をしたのかもう覚えていない。とにかく意気投合したのだろう。以来、大学時代、一番親しくしていた友と三十幾年振り、昨日、再会した。彼はとても堅実な考えの持ち主で、卒業したら就職して二十代半ばで結婚して子供を二人以上授かり、平凡だけど幸せな家庭を築く、そんな自分の将来...

ブルーベルの森

★ ブルーベル 深い森に敷く 紫の 一足の靴が 置かれている  ブルーベルはヨーロッパの森に5月頃咲く。先日、店に飾られていた写真を見た。一面の紫の花が幻想的で美しい。しかし、その一方で在来種の花を駆逐してしまう花でもある。太古、氷河期に覆われたヨーロッパは、表土が薄く植物の品種も比較的少ない。そんな中でブルーベルの紫の色は、他の色の侵入を許さない独裁色のようにも見える。独裁色の森は何処までも続く。...

タバコ味の珈琲

★ ジャズばかり 流れるカフェの タバコ味 マスターの店も 三十年経ったね 私はタバコを吸わないからタバコ味のコーヒーがどんな味か知らない。そもそもそんな味があるのかな?あったら禁煙席で飲まないといけない・・・友人と取り留めもない話をしながら、ながら飲むにはいい店だ。とくに耳を傾けている訳じゃないけど、エンドレスな流しっぱなしなのがいい。リラックスできる。不器用でお愛想もない店。ただ、店のマスターが...

枯山水

★ 枯山水 白い砂地を 歩いたら どんな緑が 見えてくるのだろう 枯山水といえば京都の龍安寺が有名だ。練り壁に囲まれた白い砂地にたった15個の石組だけで庭を表現している。水がなくても橋が架かっていれば、その下には水が、池があると見なす抽象的な庭。龍安寺は空池さえもない。15個の石組は何を表現しているのだろう?禅問答のようで凡人の私にはわからない。枯山水は室町時代に特に禅宗寺院で多く作庭された。禅宗の大本...

フリーサイズ

★ 空の貝が 一つもない みそ汁を 飲み干した後の 胃に残る重さ私は貝の味噌汁が好きだ。だから貝を多めに入れる。すると必ず一つや二つ、具の無い空の貝があったりする。そんなもんだと思っている。それがある日、箸でつまんでも空の貝が一つもなかった。私は不意を突かれたかのように少し戸惑った。でも、それだけ詰まっているんだから、今夜は当たりだ、と思い直して飲んだ(食べた?)。でも、飲み干した後、なぜか満足感が...

家紋って何で丸々?

この一週間、ブログ制作や引っ越しやで疲れちゃいました・・・。ゴールデンウイークは混んでるし近場の潮干狩りにでも家族で行こうと思ってます。自分自身は元々旅好きで学生時代の海外放浪旅や就職して以後の個人、会社絡みの旅も含めれば西欧、アジア地域やアメリカ・カナダ、国内だと北は北海道、南は沖縄まで一応一周してます。昨年は山陰にも行ったし、もう家族旅行以外では、個人的に京都日帰り旅行ぐらいでもう満足、といっ...

あの青い空の波の音が聞こえるあたりに

何かとんでもない落とし物を僕はしてきてしまったらしい透明な過去の駅で遺失物係の前に立ったら僕は余計に悲しくなってしまった谷川俊太郎処女詩集「二十億光年の孤独」の中の一篇「かなしみ」から。この詩は理系の乾いた透明感を漂わせる私の好きな詩の一つです。「青空」を「青い空」に分けると、その隙間から射ってくる喪失感・・・新たな「宇宙風のかなしみ」の感覚を謳いあげた谷川俊太郎は詩を愛好する者ならば誰もが認める...

年輪のない森

★ 閉められた 窓のブラインドが 揺れている 終末期病棟を 行き交うストレッチャーパイプを抜ける風の声に金属音の寂しさを感じた後、病院に見舞いに行った。長い廊下を抜け、終末期病棟に入った。窓は閉まっているのに微かにブラインドが揺れていた。廊下の隅にストレッチャーが置いてあった。だからその振動の余韻かもしれない。病室に入り本人を見舞った。お世話になった方だ。 本人はもう自分が末期であることを知っている...

パキラの木

★ 戯れに 母のフードを  引っ張る児  ビッフェの周りは 食べることでいっぱい最近、開店したばかりのお店はビッフェスタイルのレストラン。けっこう美味しい。家族や友人、カップルで賑わっている。少し設計ミスかな。もう少しビッフェ周りが広ければ、ゆったりと選んでお気に入りの食べ物をお皿にのせれるのに。その児は食べるよりお母さんに遊んでもらう方がいいみたいだ。だからお母さんの暖かい首のフードを引っ張って、...

「恵まれなかったから今がある」

今年ももう1月の下旬、あっという間に過ぎて二月の声を聴いたら、もう平成30年の大晦日を迎えるような、そんな錯覚を覚える時の経過の加速感です。「自分は何をしているのか」と自問自答ばかりしています。そんな先日の夜、妻から「いい番組だから来て観て」と言われ、リビングのテレビを見たら、テレビ東京の「カンブリア宮殿」を放送してました。久しぶりに観ます。村上龍も「限りなく不透明に近い」ような人生に揉まれた顔をし...

浮遊するゼリー

今、出雲大社の古代神殿の3Dを作ってます。どんな感じになるか分かりませんが頑張ってみます。リアルでありアニソンの世界観を併せ持ったような何らかのメッセージを伝えたいですね。先日、ちょこっとゼリーのこと書きましたけど、しばしその話を。私の好きなゼリーには季節はありません。しかし、世間は違います。冬になるつれスーパーから減って行きます。あるいは隅っこへと追いやられます。種類も減る。夏場には、それこそノ...

スリーブモード

★ 咳したら スリーブモードの 目が覚めて 画面に一瞬 狐憑きのつく最近のパソコンは繊細だ。うたた寝し咳しただけで眠りから目覚めてしまった。あわてて画面を見ると白いぼやっとしたものが一瞬現れる。尻尾?狐に憑れのだろうか?★ スリットガラスに 鳩の置物 見送りて ただそれだけで 謳われる日のあり何でもないのに、目の前の無造作に重なった配列に感動し涙ぐむときがある。在るべき所にあり、無いところには無い、...

揺れる平等

★ ペチャンコな ポシェットに夢を 膨らませ 少女はどこへ めがけて行くの「少女」という言葉の響きだけで詩と感じてしまう。そしてリアルな少女が本当に小さなポシェットを翻し私の前を駆け抜けて行く。躓かないようにね。ペチャンコなポシェットには何か詰め込んで帰ってくるのだよ。どこへ目がけていくのか知らないけど信号はちゃんと守るのだよ。と少しお節介な心配をした。私にとって少女は「未来」という羨望だ。でも私...

カスミソウ

★ 雨の日の レインコートの 濡れた髪 指先で拭う あなたを見過ぎてたとえレインコートで身を包んでも雨を防ぎきることはできない。だから傘も差している。足元を雨の跳ね返りが飛ぶ横断歩道。そこを渡っている一人の女性。コートからはみ出た髪が濡れている。当たり前のことだ。でも彼女の端正な横顔はけっして雨を寄せつけない凛とした表情をしていた。その彼女が濡れている・・・雨を防ぐのがレインコートという固定観念が...

ラーメン街道をゆく

★ ハッピ着る 君を見つけて 手を振れば ディーラー日和の 売れるといいねいつも半年点検とうるさく言ってくる営業のC君。遅くまで仕事をしている。気まぐれなドライバーを相手するのは大変だと思う。けれど彼はめげず頑張っている。憎めない顔は天性の営業マンかもしれない。次に買うときまで待ってろよ! と尊敬とファイトを込め手を振っているのだよ。C君。★ 北白川 というラーメン店のあり 京味か 濃いも薄いも ラー...

飛行機雲

★ 揺れる銀杏 流れる行雲 父と娘 さざめく笑いに 賛歌を贈ろう銀杏と、流れる雲と、父と娘のさざめく笑い。なんの脈絡もないのに心に沁みるものがあるのはなぜだろう?私が女々しいだけ?。それでもいい。親和性は思いがけずやって来る。★ 台風一過 晴れ渡る空に 一筋の 飛行機雲が  尾を描いてゆく台風が過ぎ去った後の空は雲一つなく美しい。そんな青空を飛行機雲が尾を描いてゆく。災害に遭われた人も見ているかもし...

さよならの問い合わせ

実は「さよならの問い合わせ」ではなかった。「お礼の問い合わせ」だった。つい先日、これから始めるささやかな事業の認可が下りた。嬉しくもあり、ここからが本当のスタートだと、今、心を引き締めているが、それでも不安なことがあって、直接、農林水産省の部局に電話で聞いてみる。それでも心配なので記録が残る問合せメールで改めて質問してみた。応えてくれた方は電話のときの同じ方だった。私は今後の事業で気になる点を幾つ...

ハザードサインのやさしさ

最近、胸へんが張るので、残っていた「逆流性食道炎」の薬を飲んだら、スーぅという感じで治ったので、味を占めて病院へ薬をもらいにいきました。「薬だけでいいです」、「は~い、わかりました、カルテ見てみますね。ちょっとお待ちください」。しばらく待っていると看護師さんが「○○さんにはこの薬お出ししたことありませんよ」、私、「はぁ?」、しばし狐につまされた感じ。でも、だんだん、じわ~っと思い出されてきた。「うわ...

私の旅は『ヒッピーロードの旅』だったのだ。

木、金曜と東京へ所用があって出かけるのですが、帰りのついでに写真を撮って帰ろうと思ってます。最近、ファイルサイズが6000ピクセルまで写せるデジタルの一眼レフを買いました。今まで背景用に撮っていた写真がパソコン画面で見るとボケてしまい「使えないなぁ・・・」と常常思ってましたがこれで解決、と密かに楽しみにしています。で、効率よく撮ろうということで、都心の皇居東御苑、新宿御苑、明治神宮と、ワイドな和風庭園...

山陰あっての山陽、山陽あっての山陰、両方あっての日本の旅。 

知人が眠い眠いと言うので、「春眠暁を覚えず」と言ったら、「春じゃない、明日は6月だぞ」と返ってきた。そういえばそうだ、6月はマリッジブルーというし、春が過ぎたのに夏は直ぐは来ない。だから心も体調も不安定になるのかな?そんなとき、ふと思うのは梅雨という季節を直に認めることだ。雨が降れば降るほど、あの鮮やかなアジサイの花を想起せよ・・・と。さて、飛雲閣の聚楽第バージョン・外観編を作って、ふと思ったのは、...

古書店

★ ハシバミの 花はなぜに 緑色 桜に隠れても やがて実は満開にハシバミの花はミドリムシが垂れ下がっている感じでおよそ花には見えない。全然、綺麗ではない。なに、桜とのこの落差。そんなハシバミに限って桜のそばで咲いていたりする。でも、満開の桜が散った後、本格的な春になると「待ってました」とばかり鈴なりの果実をつける。ナッツだ。私もナッツ入りのチョコレートは大好きだ。花をとるか、団子をとるか?どちらか...

猫バス

★ 春一番 轢かれた音が 木霊する 枯れ木の森を 猫バスの行き猫バスとは二番煎じの表現だ。春一番が吹くと、路上は枯れ木や枝が散乱している。その上を車が踏みつぶしてゆく。なんとも言えない鈍い音がする。思わず森の中の猫バスに乗って聞こえないどこかへ逃れたい。★ 向日葵の 季語は夏なれど 冬に咲く 小さき日輪は 菜の花にとけ冬にも向日葵は一回り小さい花を咲かせる。満足に日輪を追っているだろうか?首が折れは...

狐の嫁入りがやってくる

★ 窓の外 見えない空の 死角から 狐の嫁入りが やってくるという徒然なるままに徒然なるままにさんのブログから「狐の嫁入り」を引用させていただきました。窓は外を見たり部屋を明るくしたり新鮮な空気を入れるためにある。しかし、その限られた窓枠からは知る由もない空の行雲がある。死角だらけの空からいつ狐の嫁入りがきても不思議ではないのだ。 ★ 海苔を食べ いくら食べても 底のない ただ磯の香りが 遠く海を呼ぶい...

入社動機

★ メガネ店 メガネの似合う 店員の 入社動機を 聞いてみたくなる とてもメガネが良く似合う女性のスタッフに担当してもらった。フレームの調整中も見惚れるように見ていた。「よきメガネ店によきメガネモデルの販売員」、こんなに素晴らしいコラボは想定外だった。 ★ 飲み物の 最後の〆は やはり水 中座のワイン 後座のコーヒーよりもたわいもない歌ですが、最後は水が一番美味しいと思う。その為にこそワインは、コーヒー...

湖上の春

短歌の記事を書こうと思っていたら、桜も葉桜になって散ってしまいました。今は少し目を上にして残りの山桜を見上げ嘆賞しています。不思議なもので、普段、猥雑に立っている電柱や広告、アンバランスな家並みも桜の時期は全然気になりません。桜の満開の時期はどこでも絵になる不思議な日本の春です。その桜ですけど、ニュースによれば最近は海外からの桜の花見を目的に訪れる外国人観光客も増えているとか。各旅行会社の呼び込み...

五色豆

★ 目覚めれば 布団のベッドから 落ちていて アラームもいらない 霜月の朝私がベッドから落ちた訳ではない(落ちたことはある。そのときは足の親指の爪がもげた)。掛け布団が落ちたのだ。ホテルのようにベッドメイキングしていないから、落ちれば寒く大概目が覚める。だいたい明け方が多い。だから目覚まし時計がわりと言うわけだけど、単純にいい歳した男の「やせ我慢」発言です。★ 五色豆 友から送られ 口に食む 遠く平安...

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梅村京一朗

Author:梅村京一朗
(けいいちろう)、
寝つきの悪い夜は、いにしえの京を想いながら寝ます。すると鼓の音のように京の日々歳々が甦ってきます。・・・浅き夢みし男のブログ語りです。

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