3D京都

いにしえの京都を3DCGで再現します。史話、短歌も詠みます。

Entries

京都、室内撮影OKな社寺巡り

京都の社寺や建築巡りをするとき、
けっこう見かけるのが「撮影禁止」の表示版。
外観、庭のみの撮影ならOKの社寺も多いけど、
室内、堂内の撮影は圧倒的に撮影禁止が多いですね。
つい最近でも自由に室内撮影できた島原の揚屋建築の角屋も今は二階部は禁止、
京都御苑の元九条家屋敷跡の池にある拾翠亭も室内禁止になったらしい。
(禁止前に撮っておいてよかった)。

どうも一つの基準として外は良い、うちはダメ!
ということらしい。
じゃ、庭から建物内を撮った場合はOK?
いや、そもそも庭に降りれない・・・

一般的に建造物には著作権、肖像権はないとされています。
公道からの撮影なら基本自由。
敷地内だと「撮影禁止」の看板があるところは無断に撮影すれば
そこの所有者の管理権限により退去・停止を呼びかけることができる。
それでも撮影をやめなかったら「警察呼ぶよ」と家宅侵入罪で訴えられるかも?
じゃ逆に「禁止」の看板がなかったら?
その場合は撮ってもヨシ。なぜなら、そもそも撮影行為そのものは違法ではないから。

でも、実際は、団体客や子供、老人が禁止場所で撮った場合、
そこは「赤信号、みんなで撮れば怖くない」。子供を訴える?
老人など気が付かない振りして撮ったりと「爺はショウガナイ権限」を発揮する。
たまに、原則、禁止だけど、優しいおばさんが「撮ってもいいよ」と言ってくれる場合もある。

また前振りが長くなりますが、
以前、公家屋敷の移築遺構が残る寺を拝観したときのこと。
土間のちょっと珍しい井戸を撮影していたら、突然、天の声のように「そこは撮影禁止、やめなさい!」
とえらい上から目線の怒鳴り声が耳をつんざいたことがあります。
その生意気な若造の僧が、ある日、テレビ番組に出ていて、
まるで別人のようにニコニコ顔で「さ、さぁ、どうぞ」と堂内を案内してました。
何だよこの手のひら返しは!、と、怒れてきたことがあります。

後、これは撮影には関係ないことですが、
奈良のとある日、とある寺の拝観門限の30分前に滑り込みセーフしたときのこと、
切符販売所の僧侶がモロ迷惑そうな顔。
で、門限、後、5分を残して境内から出ようとしたところ、若い女性二人組が小走りしてきて
「まだ、間に合いますか?」と聞くと、その僧侶が何と言ったか!
「どうぞどうぞ、まだ閉めませんから自由に拝観どうぞ」とのたまうではないですか。
なに、この差別、「鼻の下ばっか伸ばして」。
僧侶は衆生済度が務めではないのか?
みな等しくではないのか!と、これも憤慨したことがあります。

なかなか本題に入れませんが、
私の場合、京都の撮影旅行はそのほとんどが
3D制作に使うテクスチャの素材集めの為の撮影です。
とくに堂内、室内の素材写真は少ないですから、
今回は室内OKの社寺を中心に巡ります。

前も書きましたけど、
京都御所はテクスチャ収集の宝庫です。
建築された年代こそ明治に近いですが、
建築の完成度は京都随一の素晴らしいものがあります。
公開は春、夏の時期だけですが、
それでも見学ルートからは庭も御殿の室内も外からですけど自由に撮影ですます。
桂、修学院離宮も同様です。

その一方、一部、醍醐寺三宝院や大徳寺塔頭の大仙院などのように
庭も含め一歩境内に入ったら全面撮影禁止の寺もあります。
天下の京都御所様が撮影できてなんで両寺院は撮影できないの?
あまりに閉鎖的過ぎるのでは?
そうそう西本願寺の書院も徹底している。飛雲閣など外観さえも禁止。
たまに他のブログさんで隣の興正寺の塀越しに撮った飛雲閣の
一部をアップしていますが、その涙ぐましさに共感さえ覚えますね。

個人的には、三脚やフラッシュ禁止には賛成ですが、
ただ単に「撮影禁止」と表示すのではなく、
撮影時のマナーを丁寧に表示し啓発を促す。
そして寺側、観光客側がともに安心して撮影できる環境作りが必要だと思いますね。
何といっても、観光客にとって旅の思い出に、土産に写真はなくてはならないアイテムですからね。
どうかお寺さんも寺をしっかり守り管理する姿勢は素晴らしいと思いますが、
そこは衆生の気持ちもくみ取ってください。

では室内も撮影OKな寺を揚げていきますね(外から室内OKも含む)。

で、いの一番は臨済宗の総本山・建仁寺。
ここは撮影マニアにとっては有名な撮影スポットで、
一部、仏像など覗いて、室内・堂内撮影OKです。
あの堂内天井に描かれている雲龍図も撮れます。
唯一撮れる寺です。
ですから、テクスチャ集めの私にとって、とてもありがたい寺です。
他の寺がどんどん撮影禁止になっていくなかで、
この寺は一般客に大きく門戸を開いています。
きっと建仁寺さんのお坊様、貫主さまは衆生あっての禅寺という
本来の仏教のポリシーを持った素晴らしい方々だと思います。

後はランダムに並べていきますね(その後禁止になっている所もあるかも)。

妙心寺の塔頭「龍泉菴(りょうせんあん」。
ここは特別拝観時だけですが室内もOKです。
ただ仏像様には失礼のないようマナーが大事。

安楽寺 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21 
ここも一般般公開時のみ、庭園・本堂・書院を拝観できる。

酬恩庵  京都府京田辺市薪里ノ内102
一休さんで有名な寺。

宝泉院  京都市左京区大原勝林院町
額縁庭園で有名な寺

等持院
足利一族の菩提寺で有名。

相国寺塔頭・瑞春院
ここは作家で水上勉の「雁の寺」で有名。特別公開時のみ。

泉涌寺の別院である雲龍院

芬陀院 東山区の臨済宗東福寺の塔頭
雪舟が作庭したという庭園があることから雪舟寺とも呼ばれる。

智積院  真言宗智山派 総本山  京都市東山区
豊臣秀吉が、3歳で死去した愛児鶴松のために建てた寺として知られる。

南禅院  南禅寺の別院
この地にはかつて亀山上皇の離宮・禅林寺殿があった。

源光庵   京都市北区鷹峯(たかがみね)にある曹洞宗の寺院
悟りの窓、迷いの窓で知られる。

圓光寺  京都市左京区一乗寺にある臨済宗南禅寺派の寺院。
十牛の庭と呼ばれる庭園で知られる。

滋賀院門跡   京都の隣の滋賀県、比叡山延暦寺の本坊門跡寺院

大河内山荘   昭和初期の映画俳優大河内伝次郎の邸宅

大徳寺・高桐院 大徳寺の塔頭。
戦国時代に智将として名を馳せ、茶人としては利休七哲の1人として知られる細川忠興(三斎)
が父・細川藤孝(幽斎)のために慶長7年(1602年)建立した寺。

大原勝林院   京都市左京区大原 三千院の北にある。

青蓮院   京都市東山区
江戸時代の天明8年(1788年)、天明の大火で内裏が焼失した折には、
青蓮院が後桜町上皇の仮仙洞御所となった

随心院   京都市山科区小野にある真言宗善通寺派の寺
小野小町のゆかりの寺として知られる。

常照皇寺  京都府京都市右京区京北井戸町にある臨済宗天龍寺派の寺院。
この寺の開山は、南北朝時代に北朝初代の天皇となった光厳上皇。

来迎院  京都市左京区大原来迎院町にある天台宗の寺院
来迎院 弘法大師が唐土で感得した三宝荒神を奉安して開いたと伝えられる。

上徳寺   京都市下京区本塩竈町にある浄土宗の寺院
徳川家康が阿茶局と息女の泰栄院との菩提を弔うために、伝誉一阿を開山に招請して建立したとされる。


大覚寺     京都市右京区嵯峨にある、真言宗大覚寺派大本山の寺院
開基は嵯峨天皇である。嵯峨天皇の離宮を寺に改めた皇室ゆかりの寺院である。
また、嵯峨天皇を流祖と仰ぐ華道嵯峨御流の総司所(家元)である。

仁和寺御殿
終戦時、昭和天皇の譲位後の御所候補になった寺。御殿自体は明治後の再建。

後。宮家・公家屋敷関係。

烏丸通りにある旧有栖川宮邸(きゅうありすがわてい)。
室内OK、ただし特別公開日。

冷泉家住宅 外から室内撮影OK、台所もOK。ただし特別公開日。

京都御苑内の旧閑院宮邸 室内OK


※ 地方の有名な寺など意外と室内OKの寺も多い。後、再建した寺や城、庭園建築、町屋、その他など結構多い。
   昨年、飛騨の高山陣屋に行ってきましたがここも撮りまくりでした。



ランキングアップします。ポチっと一押しお願いします!






俳句・短歌 ブログランキングへ




「拍手」もお願いします。とても励みになるんですよ!!


当ブログに掲載されている画像等の無断転載はご遠慮下さい。



関連記事
スポンサーサイト

近況

更新がかなり遅れて申し訳ありません。
私事ですが、昨年末から投資というか家族の将来設計を含めた新たな事業の提案があって
複数社と相見積とったり、勉強会への参加、申請等の段取りが続き、
実はまだ今も決定、施工に至っておりません。
今、バブルとか言われるマンション、アパートや駐車場とかではなく、
寝ていても、小遣い程度は入ってくるという、いかにも、怠け者の小生が飛びつく案件です。

そんなことでアップが遅れすみません。
自分は性格的に同時進行で複数のことができないタイプで
どうしても一つの物に集中してしまう性癖があります。

ということは、そうです血液型は天下の「B」です。
血液型で累計的な性格を導き出す「血液型人間学」を最初に提唱し書物に表した人も
実は「B」型の方なんですね。

何を言いたいかは、ご想像にお任せします。

最近、パソコンがとうとう壊れ、
新しいのに替えました。
まぁ、いろいろ設定、インストールがあってヒヤヒヤ、ドキドキしながらセットアップしてます。
PC自体もグラフィックボードをより性能のよいものに変えるなど、
PCのスペックも向上しています。
3D制作にもきっと役立つと思ってます。

ただ、肝心の3D制作が止まっている・・・、
昨年の11頃、新選組の最後の本営の屯所指図を想像復元しましたが、
3D化するにはかなりな制作工数もかかると思って怖気づいています。

一方、楽しく作れそうなのが一棟タイプの建物、
今、夢に描いているのは「西本願寺飛雲閣似の聚楽第楼閣の3D制作」、
現状の飛雲閣の間取りに洛中洛外図に描かれた聚楽第絵図の意匠・装飾をドッキングさせたもの。
それに内部も当時の聚楽第風にアレンジしてみたい、そして内部をウォーキングスルーする動画とか
想像に胸を躍らせていますが、
上述しました通り、私事のヤボ用で怠っています。

飽き性の怠けぐ癖もあって、しばらくブログアップは少ないと思いますが、
また事業が落着き、精神が充溢してきたら戻ってきますので
よろしくお願いいたします。

ちなみに株のデイトレをしながら3Dを作るのはやはり難しいですね。
株でハラハラドキドキしているときは、3Dも手に付けない状態ですからね。
二兎を追うものは一兎を得ずか・・・・

それでは、とりあえず近況をご報告しました。



ランキングアップします。ポチっと一押しお願いします!






俳句・短歌 ブログランキングへ




「拍手」もお願いします。とても励みになるんですよ!!


当ブログに掲載されている画像等の無断転載はご遠慮下さい。



関連記事

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
旧年は記事のアップも滞りがちで申し訳ありませんでした。
今年も引き続き遅筆ではありますが記事を書いていく所存ですので
どうか宜しくお願い申し上げます。

皆さま方におかれましてもご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
3D京都年賀状





ランキングアップします。ポチっと一押しお願いします!






俳句・短歌 ブログランキングへ




「拍手」もお願いします。とても励みになるんですよ!!


当ブログに掲載されている画像等の無断転載はご遠慮下さい。



関連記事
▽コメントリスト

建築雑感 明治の童話

私は幕末から明治かけての古写真を見るのが好きです。

眼は如実に物を語るではないですが、
今は失われた当時の風景や風俗、社寺、城、街並み、大名屋敷などを見ると「江戸はまるで庭園のなかに都市があるようだ」と当時の来朝した外国人たちも讃えた、その美しさがモノクロームなトーンで目に入ってきます。

そのなかでも、
自分の夢を底抜けに実現し、まるで明治期の大人の童話を地で描いたような
この邸宅建築が好きというか、とても強い印象を与えてくれます。

浅野財閥邸宅

明治時代の浅野財閥の総帥・浅野 総一郎が明治42年(1909年)に、東京三田に建てた自邸「紫雲閣」です。戦災で焼失するまで、家族の住居のほか、外国賓客の迎賓館として使われたそうですが焼けてしまったのは勿体なかったですね・・・
残っていれば映画「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルにもなった目黒雅叙園よりももっと脚光を浴びたかもです。

目黒雅叙園
目黒雅叙園

浅野邸の正面は唐派風を伴った二重派風の玄関車寄せ。
背後の楼閣は何というか五重塔に金閣と西本願寺の飛雲閣を足して三つで割ったような奇想天外な建築。
そのまた背後も二階に高欄を配した大型建築。
誰しも夢では想像するかもしれないけど、実際に「この世に竜宮城」を作ってしまった浅野 総一郎という人は、
金に糸目をかけない成金の建築道楽か童心のなせる業か?
おそらく、その両方だったと思いますが。

三階建て禁止令のごとく様々な禁制に押さえつけられてきた長い江戸時代。
そのうっ憤を一気に晴らすような邸宅建築ですね。

ちなみに浅野 総一郎が創設した浅野財閥ですが、
最初のセメント事業を皮切りに重工業から開運・商社まで様々な事業を展開しました。
現在も残る旧浅野財閥系には、
日本セメント、現・太平洋セメント
新日鐵住金八幡製鐵所小倉地区)
丸紅
日本カーリット
日本鋼管(現・JFEエンジニアリング/JFEスチール)
東亜建設工業
日本郵船、
などがあります。

近代和風建築のなかに、
「帝冠様式」と呼ばれる建築様式があります。

TokyoNationalMuseum.jpg
帝冠様式の傑作・完成系。上野の東京国立博物館

掻い摘んで言えば鉄筋コンクリート造の洋式建築に和風の屋根をかけたデザインが特徴でした。
これは行き過ぎた西洋模倣建築に対する反駁として意識され各地で建てられましたが、
終戦を挟んでまったく下火になってしまいました。
現代のビルはほとんどが平な陸屋根のビルです。機能的だけど面白みがない・・・それが現代建築とも言えますが、
だからと言って平らなビルに和風の屋根を載せれば「はい、現代和風」のできあがり・・・
という訳にもいかない。

和風建築の特徴は、入母屋や切妻など大きく軒先まで配した屋根が特徴の一つですが、
逆にいうと、建築様式に屋根の占める割合が高いということは建築の意匠性、多様性の面から見ると
縛りというか幅が狭くなる面が無きにしも非ず。
風土的にも屋根が平な陸屋根は古来からの日本建築にはほとんどありません。

特徴ある屋根があるからこその和風建築。

その屋根のボリュームが大きい故の建築の定型化。

しかし、その屋根がないと和風建築の味が出ない・・・

たとえ、コンクリートのビルに格子や木目模様をあしらっても、
それは和風の張りぼてっといったら言い過ぎですけど、
条件反射のように和風=格子・木目模様も少々定番すぎ。

もっと違った和風デザインはない?

そう思ったとき、
この浅野邸を見ると、
日本建築の組み合わせの妙に興趣を覚えます。
少々中国テイストはありますけど。

なんというか和風建築の場合、奇をてらうと中国面に陥る禁?がある。
だから、数寄屋風になっていく。
そうすると、俳句や利休の世界みたいに余分なものを極力排する究極のシンプル=美になる。

すると今度は一般受けしなくなる・・・

やはり日本には浅野邸のような千と千尋の神隠しの「湯屋」的華やかさがもっとあってもいいと思う。
たとえ、温泉建築?と言われようと、派手で楽しく面白く愉快な建築。
そこから、だんだん収れんされ粉されていったら、新しい和風様式美を生むヒントになるかもしれない。




ランキングアップします。ポチっと一押しお願いします!






俳句・短歌 ブログランキングへ




「拍手」もお願いします。とても励みになるんですよ!!


当ブログに掲載されている画像等の無断転載はご遠慮下さい。



関連記事

トランプ・ショック

日本を取り巻く国際情勢が急変する可能性が出てきました。

トランプ次期大統領による21日の突然の「TPP脱退表明」。
ちょうど南米ペルーで開かれた「TPP参加12カ国による首脳会合で、全首脳がTPPをやり遂げる決意を改めて共有した」
との声明を出し、安倍総理は「米国抜きでは意味がない。根本的な利益のバランスが崩れてしまう」と訴えた、
ちょうどそのタイミングでの脱退表明。予想はされたことでしたがショックは大きかった。

20161118-00064583-roupeiro-.jpg


そして22日、プーチン大統領の北方領土での「共同経済活動」の提案。
これは実質、北方領土交渉なしでの日本から経済支援だけを得ようとするものであり、
同共同経済活動によってロシアの同領土への主権が確定し兼ねない、という日本にとっては
まったくのメリットがない雲行きになってしまった・・・

先日、17日のときは、
トランプ氏に会談要請があった30カ国を断って安倍総理が他国に先駆けて会談し
日本重視の姿勢。さすが安倍さんはフットワークが速い、猛獣使いが上手とマスコミ、国民も評価し、
総理はトランプ氏を「信頼できる指導者と確信」とまで持ち上げました。

そして「トランプ氏がどんな人物」か?と各国の首脳は競って安倍総理からその人物像を聞きたがった。、
とマスコミは報道し、政府は一定の成果があっことを強調しました。

ところがその舌の根も乾かないうち、今回の脱退表明でしたから、
とんだ安倍総理に恥をかかせる形になりました。

プーチンはプーチンで、
これまで安倍総理が領土問題解決に「手応え」を感じたと幾度も記者会見で
述べているのに対して、トランプが当選したら、今回のあっという間の手のひら返し。
しかも、択捉島と国後島に新型の地対艦ミサイルシステムを新たに配備したと報道され、
これでは領土交渉どころではない、なかば恫喝外交になってしまった。。。
これまで安倍総理は17回ものプーチンとの親密な会談を行ってきましたけど、
一体なんだったのか?・・・と憤りばかりが出ます。

以前、プーチン大統領との会談に安倍総理が少し遅れ、
総理が申し訳ないとばかりに小走りでプーチンのそばへ駆け寄ったことを思い出します。
プーチン大統領は遅刻魔として知られ、それを交渉の手段に利用していました。
ちょうど、あの宮本武蔵が佐々木小次郎との決闘でわざと遅れ、小次郎が怒りに我を忘れた
スキに倒したエピソードみたいなものです。
総理の一瞬の小走りは日本人の行動そのものです。
相手に申し訳ないという気持ちが先に出る国民性ですからね。

プーチンにも個人的には領土問題に応じたいという思い自体はあったと思います。
ロシア経済も疲弊してきてGDPも今は韓国以下にまで下がっています。
それでも今回の仕打ちは、
いかにロシアのナショナリズムが強いか、それにはプーチンさえも制御できず、
もし領土問題で日本に譲歩すればプーチンといえども安泰ではない・・・
そんな背景もあるとは思いますが。

今回の一夜にしてのトランプとプーチンの豹変。
安倍総理への評価も一夜にして、「持ち上げ」から「相手が一枚も二枚も上手」
甘ちゃん外交とまで」と侮蔑さえもされました。

事実、そうなってしまいましたが、
総理への一方的な批判だけでは何の解決にもなりません。
総理も当初は反対していたTTPへ参加したのも
アメリカとの同盟・安保をさらに強化し尖閣など中国の強硬な覇権・恫喝から
日本を防衛するためには参加もやむ得ない、との判断だったからだと思います。

中国が尖閣に実力行使しないのも、
アメリカとの強固な同盟があるからです。

その同盟がトランプの登場によって不透明になってしまいました。
日本は憲法九条の制約もあって軍事も迎撃能力しかありません。
いざとなったらアメリカに頼るしかありません。

現実の世界は軍事力そして核を持っていなければ外交で主導権を握れず、
なめられ、相手にはされず、ただ都合のよいATMにされるだけです。

今、日本が生きてゆく道は、
やはり憲法の改正、第九条を破棄し本格的な国軍の創設。
そして集団的自衛権の行使、対米国とは現状の片務的な安保条約から
両務、つまりもし両国が他国からの攻撃を受けたらともに血を流す」
軍事同盟でなければ、次期大統領のトランプは納得しないでしょう。
たとえ米国の犬と言われようとも、耐えてついてゆく。そして機会を待つ。
それがイヤだったら核大国の中国に朝貢するかロシアに北海道を差し出すか?
だったらまだアメリカの方がましでしょう。
安倍総理も日本の置かれた立場を十分過ぎるほど認識していたから
即、トランプに会いにいったと思います。

核については取り敢えず持たず、米国の傘の元に入る。
で、なければ一端核をもったらアメリカは日本に対して潜在的脅威を持つでしょう。
ただいつでも核を作れるぞ、という実用段階までの研究は必要だと思います。
(個人的には日本が核を持たらずを得ないときは世界の終わりだと思っています)

たとえトランプでも、
世界を見渡して国力・経済力・技術力・安定度で同じ価値感を守れる同盟国は日本しかないと思います。
中国は遅れてきた帝国主義であり共産党一党の独裁・全体主義国家、
ロシアにしてもソ連時代の軍事優先・強兵思想をそのまま引きずっています。
EUも縮小か解体かと混乱している状況です。活路を中国に求めるほど余裕などありません。

今までアメリカが世界の警察官(というかオバマ以前)役を果たしてきましたが、
今はその余裕はなくトランプによって保護主義、内向きになり、
他地域の紛争や戦争には介入してゆかないでしょう。
北朝鮮とさえ暗黙の不干渉を伝えるかもしれません。
その方が逆に中国への牽制になるからです。

保護主義は一国平和主義であり、自由や民主主義などの思想・理想よりも
実利的なビジネス・貿易へと傾斜してゆきます。
アメリカは日本に対してTPPよりより厳しいかつてのスーパー301条のような貿易上の無理難題、
要求をしてくると思います。
それに対してどこまで呑むのか?
結果、ある程度煮え湯を吞まされるのでしょう。

残念ですが、今の日本に軍事同盟的に頼れるのは大国アメリカしかありません。
契約・条約をそれなりに尊重し、いい意味でのヤンキー気質をもつ米国は
ベストではないけど他に選択肢はありません。
(トランプによって米国への信頼度もかなり減ったけど、それでもアメリカしかない)

トランプ氏には、最終的には日本と米国が強固な絆を保つことが
世界の安定につながることを認識してほしいと思います。

今後、アメリカ、中国、ロシアの三国が水面下で何らかの不可侵を結び、
地域ブロック単位での国益を分け合う可能性があります。
そうすると、ますます日本は不利な状況に落ちこまれると思います。
まさに正念場です。

日本はどうしたらよのか?

自分にもわからないですが、
上記でも書きましたとおり、アメリカとの同盟を堅持しひたすら耐えしのび、情勢の変化をとらえ、
日本にとって有利な条件を導き出す。あるいはその機会をじっと待つ。

たとえ上記三国が実利上の結びつきを得ても、
結局、互いの国益がぶつかると思います。
たとえば、トランプは中国からの輸入品に4割の関税をかける、と言っていて
それがどこまで実行されるかはわかりませんが今後の米中間の貿易摩擦・火種になる可能性があります。
ロシアにしても日本の北方領土に軍事基地を設けミサイルを常備することは、
アメリカにとって将来的な脅威になるでしょう。

詰まるところ、アメリカ、中国、ロシアは同床異夢の関係であり、
いつ敵対・紛争状態になってもおかしくはないのです。

世界はどうなってゆくのでしょう?
国連の調停能力は下がり、
地域紛争が起きても侵食する国はあっても解決する国はなく、
テロが多発して独裁・軍閥政権による一般市民への人権蹂躙、内戦による互いの殺し合い
虐殺と報復の連鎖、そんな修羅の世界が待ち構えているのでしょうか?

そんな世界で、「お人好し」の日本は富を吸い取られ、無くなったら
うち捨てられるのでしょうか?

世界はあまりにも狡猾で自己本位です。
お人好しはバカにされカモになるだけでしょうか?
騙された方が悪いと嘲笑されるだけでしょうか?
いいえ、日本の長い歴史のなかで得られた大切な「文化」です。

その文化が、もし弱肉強食の世界において何ら意味をなさないのなら、
人類の文明と発展という大義は失われ、過去一万年の昔に人類はまた戻ってしまう・・・という悲嘆は
過敏過ぎるでしょうか?




ランキングアップします。ポチっと一押しお願いします!






俳句・短歌 ブログランキングへ




「拍手」もお願いします。とても励みになるんですよ!!


当ブログに掲載されている画像等の無断転載はご遠慮下さい。


関連記事

左サイドMenu

たまに短歌

2016年12月7日更新

※ 短歌集はカテゴリー欄にあります。

タグ一覧


全記事(数)表示

全タイトルを表示

※表示しきれない記事タイトルは「前ページ」で見れます。

今日の運勢

今日の言葉

京都お役立ち情報

アンケート

ご意見・メールお寄せください

名前:
メール:
件名:
本文:

マーケット情報

プロフィール

梅村京一朗

Author:梅村京一朗
(けいいちろう)、
寝つきの悪い夜は、いにしえの京を想いながら寝ます。すると鼓の音のように京の日々歳々が甦ってきます。・・・浅き夢みし男のブログ語りです。

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

ブロぐるめLite


写真提供 ホットペッパー.jp
Powered byリクルートWEBサービス
developed by 遊ぶブログ

右サイドメニュー

最新記事

カテゴリー

  ※ 表示しきれない記事タイトルは「前ページ」で見れます。

人気ページランキング

開始日:2016/11/6

ブログパーツ

キーワード別記事リスト

最新コメント

カレンダー

01 | 2017/03 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

検索・買物に利用して下さい

人気ブログランキング

FC2カウンター